らをた広島

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ナンカン ローディアック(バイク用スポーツツーリングタイヤ)インプレ

なんか2
NANKANG ROADIAC WF-1 L HA スポーツツーリングタイヤ
ナンカンの二輪車用タイヤ、ローディアックの素人人柱インプレッション。
ここ最近その激安価格を武器に四輪タイヤ市場を席巻しつつあるアジアンタイヤ。
そんなアジアンタイヤで比較的メジャーな台湾のタイヤメーカーナンカン。
「NANKANGは、4輪では日本のYOKOHAMAのOEM、2輪ではKYMCO、SYMの純正タイヤ供給の経験を持つ技術料に定評のある台湾屈指の老舗タイヤメーカーです。」
なんか1
そのナンカン初の本格二輪用スポーツツーリングタイヤがローディアックってことらしい。
事実上スポーツバイク用アジアンタイヤは現在のところコレだけと言って良いだろう。
「高い剛性を備えつつ、前後タイヤで異なるプロファイルとコンパウンド比率を持たせ、安定性の高いハンドリングと耐久性・排水性を実現。フロントはタイヤ中央の溝でハイドロプレーニング現象の発生を抑制し、V型トレッドで水を中央に導き水の飛散を抑え、また、リアタイヤはアロー方パターンを刻むことで排水性とコーナリング性能とを両立しています。
長距離走行やハードなデイリーユースなどタフな環境でタイヤを酷使するライダーに、ロングライフとコストパフォーマンスでチョイスしていただきたいスポーツツーリングタイヤです。」
自分の1400GTRのリアが減ってきたから交換しようと思ってサイズ調べたらタイヤサイズ(後)190/50ZR17 M/C 73W。
なんかんー1
このサイズのタイヤをAmazonで検索したらブリヂストンの他にナンカンでもあったよ!しかもそのお値段ナント11890円!!( ゚Д゚)ヒョエー
通常の有名メーカー製同サイズタイヤの相場が28000円程度するのに対して半額以下と言うコトになる。
前後セットでも2万円を切るという通常では絶対考えられない激安価格が目を釘付けにする。
これまで純正タイヤがすり減ってからはずっとブリヂストンのバトラックスBT-023だけを装着してきた。
だけど年間2万キロを走る自分には半年に一度5万円以上にもなるタイヤ代はかなりキツい。
そこで一気にコストダウンできるこのタイヤに目をつけた。
だけど日本に入ってきてまだ新しいのとクルマと違って安全性にモロに影響する二輪タイヤをいくら安いからと言っても、おいそれと海のものとも山のものともわけのわからんアジアンタイヤに交換するのはかなり勇気がいる。
しかも雰囲気優先なアメリカンタイプやノスタルジックタイプ、或いは旧車ならまだしも320kg以上のウェイトがあり国産最大級排気量4気筒ハイパワースポーツツアラーに装着するのはどう考えても人柱もんだ。
ネットで調べてみても提灯記事はあってもこのクラスのバイク装着インプレッションはあまり見当たらない。
1400GTRに限れば皆無だ。
なんかん1
さすがに前後一気に未知のタイヤに換装するのは勇気が要ったので今回はとりあえずリアタイヤだけ装着することにした。
いつもお世話になっている広島市西区庚午のカワサキショップキティで社長の許可を事前に取りつけてAmazonから直接配送、毎年の定期整備の際に一緒にタイヤ交換。
因みに送られてきたタイヤは2年前に製造されたものだったとのこと。
それから旧タイヤの処分料と新タイヤ装着料は1400GTRがシャフトドライブなので一般的なチェーン駆動車より割高の7千円ちょっとが工賃としてかかった。
カワサキショップキティ社長の話しによるとナンカンタイヤの装着に際して通常の作業とまるで変わるコトはなかったようだ。
充填したのはいつものように窒素ガスでメーカー指定の空気圧に設定した。
まずは街乗りと高速道路、ソコソコのワインディングと酷道を200km程度走ってきた。
なんかん2
装着直後のファーストインプレッションを言うとパターンがカッコワリー。
カタカナで「ヒヒヒヒ」って連続で書いてあるようで愛想もへったくれもない。
それに対して乗り味はごくごくフツー(笑)
って言うかタイヤが変わったのがわからないレベル。
振動やロードノイズなんかもほぼ変わらないのに拍子抜け。
橋などの継ぎ目に意図的に加速してリアタイヤを強めに当て、ちょっと浮かせてワザとトラクションコントロールを作動させてた後の接地も穏やかでまるで破綻がない。
30kmくらい走って止まってリアタイヤを確認したら新品の証のヒゲや塗料がまだ全部そのままになっているたのでこりゃあちょっとおとなしく走り過ぎたと反省して路面のラフな酷道へ。
これまでよりパワーをかけてややバンクさせながら加減速を繰り返す。
なんかん3
なんとなくリアタイヤがいつ滑っても良いようにリアブレーキは全体に当て気味にしたが結論としたらそんな必要は全くなさそうだ。
倒し込みにもクセはなくバンク中もビタっと安定している。
バンクしてるときリアブレーキ強めでさらにバンクさせるのも逆にアクセル開けて車体を起こすのもそれこそいつもと変わらず自由自在だ。
慣れてくると立ち上がり時にトルクを更に増やしてみたがタイヤが滑り出してトラコンが作動するなんて事態には陥ることはなかった。
その後もう少し速度域が上のワインディングでもその印象は変わることはなく今回試せなかった高速ワインディング以外は問題ないレベルと言えるだろう。
なんかん5
さて帰りには敢えて高速道路に乗ってどんなもんか試すことにした。
まあ一般的な走行ではなんの参考にもならんので実際には法定速度だが夢の中で少しだけ飛ばしてみることにした。
パワーダウンさせて燃費を稼ぐ「エコモード」を解除して150馬力になるパワーモードに切り替えてから一気に2速にシフトダウンしてフル加速。
トップのオーバードライブなら100km/hで3000rpmにしかならないタコメーターの針が一気に跳ね上がり6000rpmからレッドゾーン手前までシフトアップを繰り返しあっという間に5速でふえわkm/hに到達。
なんかん6
そのまま暫くレーンチェンジや加減速を繰り返してみたが不安感は皆無でいつものように1400GTRは無風で鬼のような直進性と安定感抜群のハンドリングで夢の中の自分の要望に応えてくれる。
途中からタイヤのことはすっかり忘れていたが夢の中のコトだから問題ないだろう(笑)。
目が覚めて帰宅し、リアタイヤを見てみたらタイヤ表面の塗装やヒゲは消えていてサイドまであと7ミリくらいのところまで接地していたようだった。
これならフルバンクさせてタイヤのサイドギリギリまで使うのもそんなに難しいコトでもなさそうだ。
なんかん7
リアタイヤだけだしまだ少しの距離しか走っていないのでほんのさわりの印象でしかないが想像していたより値段に見合ったと言うより値段以上の性能を持っていそうな気がする。
パターンからしてそうなんだけどどうもBT-023を目標に開発されたような気がしないでもない。
これからウェット、タンデム、ロング、ダート、ハードコーナリング性能やタイヤライフなどなど引き続きできるだけインプレッションして行きたいと思う。
なんなん1
庚午→国道2号→国道31号でベイサイドビーチ坂→天応→焼山→旧道で呉市→東畑→灰ヶ峰登山道で郷原東広島呉道路で広→東広島呉道路で黒瀬→熊野→矢野→広島高速で宇品→五日市。