らをた広島

食べ歩きブログ

長崎卓袱浜勝(長崎市)おたくさ卓袱

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長崎卓袱浜勝ながさきしっぽくはまかつ。
長崎市にある長崎ちゃんぽんで有名なリンガーハット株式会社が経営する郷土料理のお店。
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ちなみに「浜勝」って店名はあのとんかつの浜勝もおなじリンガーハットグループであることを考えると納得できる。
そもそも自分はそんな裏事情はどうでもよかったのだがホテルからこの店まで乗せてくれたタクシーの運転手がずーっとこの話をしてくれたので調べてみたのだった。
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そんなことよりこの長崎卓袱ってなんだ??
卓袱料理(しっぽくりょうり)とは、中国料理や西欧料理が日本化した宴会料理の一種。長崎市を発祥の地とし、大皿に盛られたコース料理を、円卓を囲んで味わう形式をもつ。和食、中華、洋食(主に出島に商館を構えた阿蘭陀、すなわちオランダ)の要素が互いに交じり合っていることから、和華蘭料理(わからんりょうり)とも評される。日本料理で用いられている膳ではなく、テーブル(卓)に料理を乗せて食事を行う点に特徴がある。 献立には中国料理特有の薬膳思想が組み込まれていると考えられている。」
とある。
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よく地べたに置く足の短いテーブルのことを「ちゃぶだい」と言うが漢字で書けば「卓袱台」。
卓袱料理を食べるためのテーブルということなのだろう。
実際店内に入ると座敷に小さなテーブルがあってイスで食べるような部屋などがあってテレビでみるような幕末の長崎の雰囲気が味わえる。
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しかしここは3階建てのビルが全部浜勝なのかなかはどえらい広い。
自分ら3人は1階の一般的なテーブル席に通されたが他にもおそらくは200人以上は収容可能なのだろう、恐るべき大型店である。
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本来は予約をするべきなのだろうがバイクツーリングの場合は到着時間が読めないことが多くほんの些細なトラブルで大幅に時間がずれこみ、それが原因で焦って事故を誘発する危険性があるので自分はなるだけ予約はしないようにしている。
この日も飛び込みだったが時間的にまだ早い(18時)ので飛び込みでも少しだけ待つだけでなんとかなった。
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どどどーーんとおたくさ卓袱2940円。
ここの卓袱メニューでは最廉価版の卓袱コースに成る。
「おたくさ」とはあじさいのことらしい。
あじさいを思わせるオシャレな卓袱です」とメニューに書いてあるがこれが卓袱かぁ~。
なんだかオードブルの連続のようだ。
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まずは食前酒。
これ甘いけどけっこう旨かったのぅ~。
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刺身などの魚料理。
全体に薄味で非常に口当たりが良い。
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オバケ(オバイケ)の酢味噌和え。
昔はよ~~く食べていたが最近はとんと見かけなくなったおばけ。
この食感は懐かしい。
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このあたりも上品な料理の連続でこういうのすこしづつって若い頃は面倒だって思っていたのだがええ歳のおっさんになるとこういうを楽しめるようになったのかもしれない。
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オードブルの連続とは言えメインディッシュは一番手前にある豚の角煮であることは間違いない。
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これにからしを塗って食べる角煮は濃厚でほかの薄味の料理とは完全に一線を画す力強い物。
それにけっこう大きさもあって見た目より腹にどんとくる。
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これにご飯があってなんだかんだで廉価版のコースながら驚くほど腹が一杯に成ってくる。
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これにスイカのゼリーがついている。
これまでスイカを使ったデザートって出来損ないみたいなのが多かったがコイツはスイカの食感を残しつつうまくゼリーの具に昇華させているのは非常に珍しい。
あ~もうじゅうぶん満腹になった。
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と思ったらトドメにおしるこがでてきた。
団子も2つはいってホントに腹が一杯だ。
よくはわからないがこの廉価版コース、値段から考えたらもっともオトクである意味卓袱初心者には充分なんじゃなかろうか?
ほかのテーブルのいかにも高そうなコースも自然と見えていたが値段ほど内容が変わらない様に見えた。
少なくとも自分はこの2940円はそんなに高い値段だとは思わなかった。