らをた広島

食べ歩きブログ

じょうもん(呉市中通り3丁目)

じょう1じょう2
実は呉には良いバーがたくさんある。
理由は呉のヒトが大酒飲みだとか酒の工場があるとかそんなんではないのは確かだが理由はわからない。
じょ2
ここじょうもんもそんな良質なバーの一軒。
じょうもんが縄文時代の縄文からきているのかは分からないがこのマスターがひとりで切り盛りされている洒落た店。
1階にキャバクラがある派手なビルの5階にあるので偶然通りすがり客などいないこの店はある意味大人の隠れ家的な雰囲気が漂う。
そんなじょうもんに今日はおっさん4人でどやどやとやってきた。
じょ1
自分はカクテルのことはよくわからないのだがギムレットだけは大好きで材料とシェイカーまで買って自分で研究し作って飲んでいたくらいである。
だからギムレットを飲めばその店のレベルがだいたい掴めるのでどんなバーでも最初の時は必ずギムレットを注文する。
ココでもその流儀でギムレットを飲んでみたのだがコレがびっくりするほどのレベルでいわゆるホンモノですわ。
じょう3じょう4
マスターに探りをいれてみるとなんとN.B.A.(北米プロバスケットボールリーグじゃなくて一般社団法人日本バーテンダー協会)中国地区本部・本部常任相談役をされている重鎮らしい。
なるほどそりゃカクテルの基礎がきっちりされているハズだからこんなに美味いのね。
じょう7じょうも1
それにしては柔和で楽しいおぢいちゃんだ。
矍鑠とはされているが偉ぶって気取って気難しいところは微塵もなくとっても明るく話が弾む。
ツマミはハナっからテーブルの上にドカッと菓子が置いてありこれをボリボリ食べるのだがこういう豪快でズボラな展開も珍しい。
だけどさすがに酒に関しては異様に詳しいので今度は意地悪してみることにした。
じょ3
コアントローを使ってそんなに甘くないカクテルに仕上げてほしいとお願いしたら大概嫌な顔されるのだがここのマスターは逆に「良い注文の仕方だね」と褒めてくれてささっとこんなのを出してくれた。
烏龍茶で割ってあるのだそうで見事にコアントローの甘さは控えめに抑えられてわずかな苦味と甘みがコーラに似たようなテイストを出しているがこういうのは初めて飲んだな~。
じょう6じょう8
こりゃ相当な手練だってことで途中からはお任せで注文したがどうも自分の攻略法を見つけられてしまったようで次々に琴線に触れるマイウ~なカクテルの攻撃にタジタジになってしまった。
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日本酒の話になって呉の代表する三宅酒造の千福の新しい「限定酒 低温熟成 吾妻庫」をオマケで呑ませてもらったが千福は今でもやっぱり千福だなって結論に達したのだった(笑)
しかしココ「じょうもん」は美味しく楽しく非常にレベル高い良質なバーだと断言できる。
いやいやええ店確保したよ!!