さよなら!一力庵2014年3月末閉店(西区庚午中)カレーうどん
ブレンボさんから古江の一力庵が3月末で閉店と耳を疑うような情報を聞いたのでその真相を確かめるために来店。
内心、間違いであってほしいと願いを込めて開店を待つ。
最近は11時ではなくて11時20分開店と書いてある。
だけど閉店に関する張り紙はどこにもないのを確認してちょっとだけ胸をなでおろす。
だが、以前はなかったがこの日は開店前なのに客が続々と押しかけてくるこの様子が逆に閉店情報をなんとなく事実だと裏付けているような感じがしてしまった。
11時20分になり入店。
∑(゚д゚lll)ガーン目に飛び込んできたこの張り紙が!!
他の客たちも悲鳴に似た声をあげておばちゃんにこの張り紙の真意を聞きただしている。
要は後継者がなく自分たちも年齢的に商売がキツいということらしい。
そうこうしているとキタヨ!一力庵のカレーうどん600円。
強烈なとろみを纏った餡がぐつぐつ煮えたぎっており寒い季節には食欲をそそるルックスではある。
自家製麺のうどんは完全にくったくたで通常のうどんならばちょっとアレだけどカレーうどんになると恐るべきマッチングを見せるのはさすがだ。
コレコレ!!これだからここのカレーうどんはナンバーワンなのよ!!
カツオダシと溶けてしまった玉ねぎのナイスアシストを得てジャンクさの中に上品さを感じさせるそのスープに合わせられるのはゴロゴロ入っている鶏肉と頂上にちょこんと載せられているように見えるとんかつ。
だけどこのとんかつが実際食べてみると中の豚肉が肉厚でドカーンと胃袋を直撃する。
手打ちうどんならではのこんなぶっといびらびら麺もここではひとつの風物詩ですらある。
カレーうどんに限ったことではないがどのメニューもデフォルトでかなりの大盛りなので注意が必要だ。
店内では注文の際に「小盛り」と言われてりる方がけっこういた。
店内は開店即行列となり一力庵名物とも言える大将と女将と丁々発止の掛け合いがこの日もずっと繰り広げられていた。
自分の中ではカレーうどんと言えば一力庵がナンバーワンとずっと思ってきたしこれからもそうだろう。
これが2014年3月末で閉店して一生食べられなくなるなんて悪夢以外何者でもない。
断腸の思いを感じながら店を後にした。