らをた広島

食べ歩きブログ

欽明館のうどん自販機(岩国市)

きんめ1
岩国市から西方面に向かう欽明路道路。
国道2号線は山間部を走っているのでこちらが事実上の幹線道路になるのだろう。
その 川西町にある欽明路という広い駐車場を持ったドライブインがある。
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おいそれと駐められない幹線道路を往来する大型トラック運転手が主な客と思われ彼らの為にさまざまな種類の自販機が並んでいる。
そんななかにある「うどん・そば」と「ラーメン」の自動販売機。
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さいころスケートリンクにこのうどんの自動販売機があってよくお世話になったものだがいつの頃からかめっきり見かけなくなった。
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聞くところによるともはや製造されてなくしかもメンテも困難なのでこの手の自販機は絶滅危惧種になっているらしい。
懐かしさに背中を押されて肉うどんを久しぶりに食べたくなってしまった。
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箸と薬味は下にちゃんと入れてあってこれをもって350円投入し待機している壊れたデジタル時計がカウントして20秒くらいでうどんがでてきた。
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取り出し口から引っ張りだしたうどんはこんな感じでほとんど具が何もないぢゃん。
こりゃぼられたかな?と思ったが下の方になにやらあるようなので箸で混ぜてみた。
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するとちゃんと肉、油揚げ、ネギが顔を出したのでちょっと安心した。
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自販機のうどんって昔はとっても美味く感じた記憶があるのだが久しぶりに食べたその味はなんというかビミョーでなんとなく薬品臭いような気もする。
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ただ肉はしっかりとした甘辛い味付けで柔らかくこの手の食べ物ではあり得ないようなデキに正直驚いた。
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残ったダシを捨てるのと器を回収する箱がきちんと用意されていてしっかり運用されているのが伺える。
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自販機の前のテーブルでうどんを食べていたらちょうどメンテナンスの時間だったようでここの管理人さんがやってこられた。
「うどんの自動販売機の中を見たい?」と話しかけていただいたので「是非!」と即答して自販機を開けてくださった。
初めて中をみたが種明かしは知らないほうが良さそうでほとんど出来合いのうどんをぐるぐるまわるマシンで熱湯で温めてからでてくるのがよくわかった。
だけどメンテナンスが大変なんだそうで本当に絶滅危惧種なんだというのがよく理解できた。
しかしそんな危機的状況にありながらも今も現役バリバリのうどんの自動販売機がなんだか頼もしくそして愛おしく思えてしまった。