らをた広島

食べ歩きブログ

亀齢 純米無濾過生原酒 92(亀齢酒造)

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亀齢 純米無濾過生原酒 92。

原料米:広島県産八反錦

精米歩合:92%

原材料名:米・米麹

酵母:自家培養

アルコール:17.0度

杜氏:西垣 昌弘

甘辛:やや辛口

価格: ¥2,700 (税込 ¥2,970)

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亀齢酒造の新しい挑戦!西垣昌弘杜氏だから出来た味わいとしか思えない。
試験醸造につき、1.8L蔵出し305本、720ml蔵出し383本、全国15軒取扱の超限定酒。
亀齢92の「92」は、精米歩合92%から取ったもの。

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玄米の状態から8%しか削り取っていないということで、一般的な飯米の精米歩合(90~92%)とほぼ同じ。

今年は小仕込みの試験醸造穀物感を感じるフルーティな香りでお米の旨味がしっかりあるのに綺麗。

92%とは思えない味わいのバランス、低精白でありながらも吟醸造りの超低温発酵で醸され、軽やかさも兼ね備えており、す~っとキレるのど越し!が特徴。

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50%以上米を削り取り小さくする大吟醸とは全く逆の発想で醸された日本酒ということになる。

ということは使う米の量は少なくて値段も安い酒になるわけだがその悪条件でどれだけ旨い酒になるかチャレンジした試験的な酒ということか。

実際に冷で呑んでみると確かに若干の雑味は感じられるのだがいわゆる安酒のそれと違っていわゆる「クセ」のようでちょっと好き好きが分かれそう。

基本的に亀齢の酒が好きならば無条件に馴染む事ができるだろうが日本酒初心者はややハードルが高いかもしれない。

この内容で税込み3千円を切るのだったら全然アリだしこういうニッチでマニアックなジャンルにもどんどん挑戦して欲しいと思ってしまった亀齢 純米無濾過生原酒 92だった。