ここは以前は松馬国泰寺店があったテナント。
入店すると待ってくれているのは自動券売機。
これで中華そばの食券を購入してカウンターに座った。
店内は松馬と全く同じで居抜きのようだ。
回転寿司のようにカウンターに蛇口があってここからお水をいただくシステムも継承されている。
メニューを見ると昼はカレーとラーメン、夜は居酒屋といった業態のようだ。
ちょっと待ってからキタヨ！わしの遠吠えの中華そば790円。
なんとなくどこかで見たようなルックスではある。
麺はストレートタイプで茹で方は少し柔らかめ、ムチッとした食感が味わえる。
太くて立派なメンマもどことなく既出感があるがこれはしっかりしていて旨い。
低温調理された大きめのチャーシューはスープに浸されている部分がどんどん色が変わっていく様が眺められて面白いがこれもよくある手法ではある。
他店ではあまり見ない細いキクラゲに至ってはどうしても前店の松馬がチラついて仕方がない。
スープも同様でもしかしたら松馬の模様替えなんじゃないかと思ってしまった。
その真偽は勿論わからないが少なくともこのラーメンは以前の松馬で出されていた「元祖広島トンコツ」ラーメンによく似ている。
大阪の最近のラーメン屋にあるような「わしの遠吠え」という人を食ったような店名は面白いが肝心のラーメンは最後までどこかで食べた事があるような感じの連続だった。
場所柄やむを得ないのかもしれないが790円というやや強気な値段ならばもう一捻り欲しいような気もしてしまったわしの遠吠えの中華そばだった。
