公式サイトにて期間限定で新作たる台湾ラーメンをやると告知があったのでやってきた。
唐辛子とにんにくでパンチを効かせたしょうゆラーメンで台湾ラーメン(名古屋風)と説明があるがそれって味仙のソレのことではあるわな。
ということはあのジャンクなラーメンを無化調で押してる紺屋がどう解釈するのか興味があった。
店舗前の駐車場は狭くて上手く駐める自信がないので店舗横の駐車場にクルマを駐めて入店する。
この日はプロ野球開幕の日で広島カープが有利展開の試合をしていたからかはわからないがお店はけっこう空いていてすんなりカウンターに座って台湾ラーメンを注文した。
理由はわからないがびっくりするほど早く出てキタヨ!!らぁめん紺屋の台湾ラーメン1050円。
思っていたのとちょっと違ったけど真っ赤なスープは台湾ラーメンであることを主張している。
麺はいつものちょっと柔らかく茹でられたやつでいつものよう弱いタイプだがこの辛いスープに合わせるとG7サミットの岸田総理並に存在感がない(笑)
肝心の肉味噌だが味付けはニンニクが効いて悪くないがこんなにペースト状にしたら、よくわる担々麺のように最初はいいがスープの底に全部沈んでレンゲですくって食べなきゃならなくなる。
本当の台湾ラーメンはココが全然違うんだけどな〜と思ってしまった。
何も聞かれなかったのでこれがデフォルトだと思うが辛さはけっこうなもんでむせるかと思うほどだがさすがは紺屋だけあって安物の唐辛子じゃないのか喉が刺すように痛くなったりすることはなかった。
ホンモノにはニラがたくさん入っているのだがこれにはなんとキクラゲとブロッコリー(もしかして菜の花?)とは凄いアレンジでこんなことはココの大将しか思いつけないだろう。
トッピングはさておき予想通り肉味噌はすっかり丼の底に沈んでしまって普通に麺を食べるだけでは肉味噌にありつけない。
だからレンゲでスープごとすくって食べるのだがその辛さで頭部だけ汗が吹き出してくる。
ホンモノの台湾ラーメンはもっとジャンクでヤバい感じが特徴でその毒みたいなのが中毒になってしまうのだがここまで洗練させるとやや魅力が削がれた感じがしないでもない。
トッピングもそのジャンクさに対抗するべく癖のあるニラが抜擢されているハズなのでこんなに優しいのはやはり違和感がある。
無化調ラーメンの特徴である最初は味のフォーカスがぼやけたような感じでも後半グイグイスープを飲ませるようなブーストもそれほど感じられず変な話、肉味噌をレンゲですくい終わったら食べ飽きたようにすら感じた。
あくまでも個人的な感想だがこれだったら化調満載でも良いからもう少し味仙のソレに寄せて欲しかったと思ったらぁめん紺屋の台湾ラーメンだった。
この台湾ラーメンは3月31日までなので興味がある方は急げ!