宇宙探査の長期ミッションにあたるミルズ(アダム・ドライヴァー)らを乗せた宇宙船は、小惑星帯と衝突して墜落。
乗組員はミルズ以外全員死亡し、船体もバラバラになってしまう。
墜落前に切り離された脱出船を探して見知らぬ惑星を捜索する中で、彼は少女コアの生存を確認する。
しかし二人が不時着していたのはおよそ6,500万年前の地球だった。
『スター・ウォーズ』シリーズなどのアダム・ドライヴァーが出演したSFスリラー。
宇宙船の不時着により約6,500万年前の地球に降り立った生存者二人が、地球脱出を試みる。
『クワイエット・プレイス』シリーズなどに携わってきたスコット・ベックとブライアン・ウッズが監督などを手掛け、『スパイダーマン』シリーズなどの監督を務めたサム・ライミが製作を担当。
『AWAKE/アウェイク』などのアリアナ・グリーンブラットらが共演する。
スターウォーズシリーズで有名なアダム・ドライヴァー主演らしいので観た。
有名な役者さんが主演の割には低予算のいわゆるB級映画のようでそこら辺は割り切って観る必要がありそうだ。
タイトルの65は6,500万年前の地球という事らしく要はタイムスリップ物と考えれば間違いない。
昔、猿の惑星という大当たりした映画があったがそのパクリじゃないかと思ってしまった。
その後は今度はジュラシックパークもどきに変化してCGによる恐竜祭りだ。
まあ6,500万年前の地球が舞台にしては、現代の作品とは思えないほどご都合主義の展開でツッコミ所は満載だ。
徐々にロードムービーの様相を呈するが基本的にこのタイムスリップからどうやって抜け出すかが大きなテーマである以上、ソレが気になって仕方ない。
父娘の家族愛みたいなのが表現したいのはよくわかるのだが色々とご都合主義な展開とストーリーが陳腐過ぎてB級感が満載だ。
とにかく登場人物は死体役を除けばたったの4人!こんな作品も珍しいんじゃないか。
終盤の間欠泉のエピソードにも言いたいことはあるのだがラストのオチに関しては幾ら何でもと開いた口が塞がらなかった。
何となく最初から期待していなかったが、それを全く裏切らなかった65/シックスティ・ファイブだった。