らをた広島

食べ歩きブログ

活魚居酒屋 魚筍(宮崎市)チキン南蛮

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宮崎市の繁華街のちょっと外れにある活魚居酒屋 魚筍
こりゃハッキリ言ってわかりにくい入り口だろう。
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なんていうかビルとビルの間に隠れるようにひっそりとこの看板があってお店自体は地下にあるというまず偶然に見つけてふらりと入るとか考えられない立地と言っていいだろう。
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店内は大きなカウンターとそれを囲むようにテーブルが3つあってけっこう広々としている。
自分らは予約してここにやってきたがテーブルは満席でカウンターだけが空いていたようでこんなわかりにくい店でありながら人気店なのかもしれない。
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なにはともあれとりあえずはビールよね!!
これで一日の疲れが吹っ飛ぶわな。
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活魚居酒屋ってくらいだから大将にオススメの刺身盛り合わせとカラスミを出してもらった。
なかなかのもんではあるが鯛、マグロ、シマアジ、蛸、イカと瀬戸内の魚とそんなに味の差は感じられなかった。
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全然モノが違ったのは名物チキン南蛮780円。
チキン南蛮と言えばタルタルソースだだがけと思っていたのだが本場宮崎ではタルタルソース派とタルタルソースかけない派に分かれているようでこの店は後者。
分厚い揚げチキンにトロミの全くない甘くない餡という面白い構成ながら味は絶品で目眩を感じるくらいの旨さはやっぱり本場宮崎でないと食べられないのかもしれない。
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あと自信があると云われただし巻きタマゴ580円。
ダシがふんだんに使われている割には塩分控えめの憎い味付けはどストライク!!
懐かしさまで演出しているのはちょっと覚えがない。
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カウンターだったので大将と話しが弾んでススメに従ってここから日本酒にチェンジ。
個人的に好きな「立山」をお願いした。
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その理由はこのカツオの酒盗480円とめふん680円のためだ。
酒盗は要は魚の内臓を原料とする塩辛で塩分がかなり強く味に独特のくせがある。
めふんはオスの鮭の中骨に沿って付いている血腸(腎臓)を使って作る塩辛でこちらも相当なクセがあるのだが日本酒と一緒に食べると生臭さが取り除かれて旨さだけが残るといる不思議な体験ができる。
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魚介系最後はサザエの壺焼780円。
コイツは見るからに瀬戸内のサザエみたいで九州の東海岸の魚介系は広島とあまり変わらないのかもしれない。
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〆は宮崎産のおいしいトマト。
これはもはやデザートと言ってよくこの手の品種改良はこんなにも進化しているのかと驚いてしまった。
活魚居酒屋と銘打たれた魚筍ではあるが個人的には大将の面白さとチキン南蛮の出来にほとほと感心した。
ビール3杯、日本酒2杯とこれくらい食べて息子と二人でジャスト1万円くらいだから別段高くも安くもないといったところだがこのチキン南蛮はリピートする価値があると思った。