呉の中通り、あの有名な昴珈琲の丁度裏側にあたる場所にある喫茶サントス。
自分は呉市内の県立高校に徒歩で通っていたからこのあたりは土曜日の昼とかにぶらぶらしていたのでなんとなくこの店は覚えている。
外観はレンガ作りのようなもっと重厚な感じだったように記憶しているが現在はややフツーになったかな？
店内は記憶しているのとそれこそ全く変わっていてもはや別の店のよう。
もしかしたら間違っているかもしれないが以前はもっと広くて複雑な店内だったと思うが今は狭くなってズドーンとこちらもフツーになっている。
まあ現在まで喫茶店として残っているだけで天然記念物だろうからそれなりに時代の流れに合わせてこうなったと考えるのが妥当だろう。
着席して「メニューをお願いします」とママに言ったら「メニューはテーブルの下に隠してあるんよ〜」と昭和の香りのする強烈なリターンエースを取られてしまった（笑）
注文したのはサントスの名物オムカレーライス650円。
皿から溢れんばかりのルーに圧倒される。
これにデミタスカップみたいなのに入った味噌汁がオマケでついてくる。
しかしこの味噌汁って箸もないのにどうやって飲むんだろう。
それにしてもこのオムカレーライスは絶妙な味付けがしてある。
基本的にデミグラスソースが強くオーソドックスな喫茶店カレーにふわふわのタマゴって組み合わせは古きよき洋食そのものだ。
辛さ控えめで甘いカレーは当然後半飽きてきて福神漬けとかラッキョの有り難みをこの歳になって初めて痛感する。
当たり前だが味噌汁が残ってしまったが手段はこのスプーンで食べるしかないので突っ込んでやってみたがギリギリ入るサイズで美味しく頂くことがデキた。
まあノスタルジーとかは別にして久しぶりに喫茶店でカレーを食べたがこのオムカレーライスは値段も含めてじゅうぶんに満足できた。
とんかつランチとか和風スパゲティーとか気になるメニューもあったしまた来てみるかな。
しかし「スパゲティー」ってもはや死語だよな（笑）
