らをた広島

食べ歩きブログ

摩無志(古澤醸造)

まむ - 1
[焼酎の種類] 芋焼酎 カメ仕込み・カメ貯蔵によって造り上げた、本格派の芋焼酎
[原材料] さつま芋(黄金千貫)・米麹
[麹] 白麹
[蒸留方法] 常圧蒸留
まむし - 8 まむし - 10
「己を摩いて無となり旨き芋焼酎を醸すことを志す」という思いから「まむし」名付けられた銘柄で古酒をブレンドし味わいの深みを出した。
「まむし」という名前からヤバいもんでも入っている印象を与えられるが蛇のマムシにひっかけてあるだけのようだ。
まむし - 1 まむし - 9
近所の酒屋さんで見つけて値段は720mlで税込み1491円だから芋焼酎としては高い部類に入る。
それと通常焼酎って言ったら鹿児島産が多いのだがこの摩無志は宮崎県日南市に唯一残る土蔵造りの酒蔵、古澤醸造の商品だ。
まむ - 2
なんといってもこの摩無志の特徴はこの渋いラベルに書いてある甕仕込み。
こだわりの焼酎の代名詞の「甕仕込み」は昔ながらの製法で1次もろみや2次もろみをタンクでなく「甕(かめ)」に入れて仕込む事を差し一般的にかめで仕込むと焼酎がまろやかな風味になると言われている。
まむし - 3 まむし - 2
ステンレスやホーロー製のタンク貯蔵に比較して甕は素焼きのものを使用するため小さな気孔が無数にあって、焼酎がその穴から呼吸をして熟成が進みまろやかなそして個性のある風味を持たせることが出来るといわれている。
そのほか遠赤外線効果や甕から溶け出す無機物の触媒効果によって、熟成が促進される効果が期待できるなどとあって甕貯蔵する蔵が増えてきている。
まむ - 3
さて実際にロックで飲んでみると一言で言えば辛口の芋焼酎
香りはそれ程強い方ではなく苦味と辛味とアルコールの刺激をピリッと感じる。
まむし - 6 まむし - 5
芋特有の甘さはその後に仄かに現れるがサッと消えて殆ど残らない。
自分の数少ない経験の中では一番ドライな感じが強くこの辺は好みがハッキリ分かれそうだ。 まむし - 7 まむし - 4
この辛口が甕仕込みの特徴なのかサッパリわからんが少なくとも一般的な仕込み&貯蔵に比較して圧倒的にまろやかとは思わなかったというのが正直なところだ。
クセもそれほどないけどコレでないと困るって事もなく残念ながら高めの値段と照らし合わせると個人的には敢えてコレを選ぶ事はないかな?