
周防大島の商店街の奥の方にあるあなごのさかえ。


ちょっとわかりにくいが遠くからも確認できる大きな看板は出てるし発見するのはそれほど困難でもないだろう。
駐車場もお店の前に2台程度、店舗の奥駐車場に5台程度確保されておりまず大丈夫だろう。


実はこのお店は先日放送されたNHKのにっぽん縦断こころ旅という番組で紹介されていたので訪ねてみたかったのだった。


店内には番組で紹介された証拠がいたるところに貼ってある。


入ったら寿司屋らしく大きなカウンターがあってその中と奥が厨房に、そしてカウンターの後ろにはテーブルの個室がいくつもあってけっこうな人数が収容できそうだ。


見たところ老夫婦で切り盛りされておられるようだけど年季が入ったお店はまるで古びてはおらずキレイにされておられるのには感心する。
さっそく名物のあなご天丼を注文する。


まず登場したのは天ぷらダレだそうではみ出したアナゴにかけてほしいとのこと。
お茶の湯のみは寿司屋らしくビッグサイズ。

そしてその姿を表したのはあなごのさかえのあなご天丼1400円。


ヨコからみたら一本の刺さったアナゴの天ぷらを後ろから切ったアナゴの天ぷらが支えているって構図になっている。
だから時間が経つとだんだん立てられたアナゴの天ぷらが後ろに傾斜しているのがわかる。


丼を回して後ろから見るとアナゴのだけじゃなく他にもいくつもの天ぷらが重なりあってネギが隙間なくギュッとつめ込まれておりご飯はまるで見えないのが凄い。


要はアナゴ天ぷらが2本に他の野菜の天ぷらが3つあるように感じたので食べる前から完食できるか激しく不安になった。

突き刺さったアナゴに天つゆをかけてかじりつくと揚げたてホクホクの柔らかく分厚いアナゴはどえらい旨さで感激してしまった。


野菜の天ぷらは何かわからなかったがかじりついてみるとどうやらエリンギのようでちょっとぐにぐにした食感に驚いた。

それから大葉の天ぷらがひとつはいっているのだがこの時点でもまだご飯には到達できずあなご天丼と言うより天ぷらの乗ったご飯って感じになってしまっている。


そうなると当然のことながらご飯が余ってくる。
自分はそれほど天つゆをかけなかったが底にあるご飯は天つゆでべちゃべちゃになっていてただでさえ大量の天ぷら攻撃で膨らんだ胃袋を直撃する。
ここでおそらく自家製と思われる香り高い漬物を箸休めにしてちょっと休憩。


完全に食べ飽きてたのだが気合だけでどうにかこうにか完食!!
満腹を通り越してお腹は暴発寸前で自分は完全にこのあなご天丼にノックアウトされてしまった。
どう考えてもこれは子どもや女性には食べきれないだろうがその辺を考えて注文するのが吉だと強く感じたあなごのさかえだった。