
るっきー。
最近開店したラーメン屋さん。


店内奥には製麺室があり大きな製麺機がデーンと置いてある。

カウンターだけの椅子に座ってメニューを見ると非常にシンプルな構成に好感が持てる。
家族経営なのか大将と女性がふたりおられて新規開店なのに接客も問題ない。

さて少し待ってキタヨ、るっきーのラーメン680円。
パッと見、広島ラーメンを思わせるルックス、だとしたら広島ラーメンではマイノリティな自家製麺がどう絡むか楽しみだ。

さすがは自家製麺、麺のコシ、風味とも最高で大将の非凡なセンスを汲み取るにじゅうぶんだ。


薄味なチャーシュー、歯ごたえバツグンのモヤシともなかなかトッピングのアシストも申し分ない。


だがいかんせん、その秀逸すぎる麺が故にスープの非力さが目立つ結果になっているのは残念だ。
だから中途からテーブルに置いてあるフライドガーリックの力を借りることにした。

なるほどこうするとスープにニンニクのパンチが加わって例の麺にやや対抗できるようになってくる。


さらに食べ進めるともう少しニンニクパワーが足りない気がしてどんどん放り込んでしまう。


麺は時間がある程度経っても伸びることなくキリッとしていて嬉しいのだが、そのハイスペックさがスープを打ち負かしているように感じられてならない。


フライドガーリックで厚化粧しても下地のひ弱さはどうにも隠しきれず結果だんだん食べ飽きてくる。

う〜〜ん、なんとなく自家製麺が前に出てスープが置き去りになっているが、スープにもっと力強さがあれば一気にブレイクするのにというのが正直な今の感想だった。