最近新たにオープンしたお店でここらへんは本当にラーメン激戦区になりつつある。
お店はマンションの一階にあるのだがここの前に広がる駐車場はマンションのヒトのためのものでラーメン客がクルマを駐められない。
開店少し前に着いたのだがもう待ち客が数人いてその人気の高さが伺える。
どうやらここは一麺天に通ずや麺は天にありの系列店のようで清湯系魚介ラーメンと考えて良さそうだ。
入店すると麺屋棣鄂の麺箱が置いてありこれが使われているのはどうしても期待が高まってしまうわな。
最初なのでメニュー筆頭のラーメン塩820円を細麺でお願いした。
トッピングは別皿にあって右から鶏チャーシュー、メンマ、柚子はわかるがそのとなりのこれはなんだ??
さっそくトッピング入れずにそのままで頂いたが他のお店との共通する澄んだ魚介スープだが鶏なのか豚なのか魚介も魚なのか貝なのかさっぱりわからん(笑)
ただ無化調か微化調か知らないが最初にインパクトのやや薄いスープの舌触りだ。
面倒なので謎のペースト?以外は全部放り込んで本格的に食べ始めた。
非常にシンプルな構成ながら深みのあるスープにしっかりコシのある麺が絡まって他の2店舗同様になんともいえない旨味がある。
鶏チャーシューも薄味であくまでの脇役としての存在に徹しているようだ。
このへんからこのスープの存在感が増し始め飲まずにはおれなくなってくる。
謎のペーストを舐めてみると梅風味のエノキ入りペーストみたいなので恐る恐る少しだけ溶いてみた。
もっと塩辛くなるのかと心配したが全然そんなことはなくむしろ酸味が少しだけ入って口直しになるので残りを全部入れちゃった。
もう後半はこのスープのトリコで同行した息子なんてライスインして雑炊みたいにして貪り食ってる(笑)
自分も一心不乱にスープまで完食してしまったのだがこのダイレクト感はおそらくこのラーメンの「ヌルさ」によると思う。
うどん文化の強い日本ではラーメンに於けるヌルさを嫌うヒトもいるが個人的には特にこの手の魚介系ラーメンは激アツだと味がさっぱりわからないのでヌルいほうが嬉しい。
そういう意味では細部までよく計算されていると感心してしまった麺屋 会心の一振りのラーメン塩だった。