以前の店舗には開店当時にお邪魔したことがあるがこちらに移転されてからは初訪麺ということになる。
呉のお店なのにいわゆる呉冷麺とは違った冷麺を出していると聞いてやってきた。
しかしこの奄美の郷土料理、鶏飯ってのは気になりつつ入店。
お昼時で混んでいたのでちょっと待たされてカウンターに座れた。
女性二人に男性一人の3人体制のようだ。
冷麺を注文すると辛いのとノーマルのがあるらしくここは手堅くノーマルでお願いした。
ちょっと待たされてからキタヨ!!南州ラーメンの冷麺810円。
パット見は呉冷麺に似ているようだが食べてみると全然違うことがわかる。
麺は冷麺専用麺なのかわからないが呉冷麺のように平打ちではなくやや太めだけど普通のタイプ。
これに大きなエビが3尾にゆで卵が割って飾ってあるのもあまり見たことがない。
これに厚くてデカいチャーシューが3枚も乗っかっているのはマジで嬉しい。
呉冷麺との最大の違いはこのかかってあるタレでかなり色が濃くて当然ながら味付けも全く違う。
見た目醤油辛そうな色ではあるがそれほどでもなく酸味もほとんど感じられない独特なタレだ。
麺は〆られているのでコシはある程度あるがこれを追求しているわけでないようだ。
箸で持ち上げるとけっこう重さを感じるほどでこれはやはりラーメンとは違うんだろうか。
冷麺を渡される時にからしが合うと説明されたのでここでやってみることにした。
しかしこのチャーシューは驚くほどに柔らかくてホロホロなのはさすがだけど味付けがちょっとだけ濃いのような気がしないでもない。
量がけっこうあるせいもあるが後半はからしをつけてもちょっと食べ飽きてきて若干酸味が欲しくなるがこのタレに合うかわからなかったのでやめておいた。
エビは大きいだけあってしっかりした食感があるのでこれは非常に嬉しいトッピンでは有る。
テーブル調味料はいろいろあってニンニクまであったが結局使わずこの辺で完全に食べ飽きてしまった。
どうにか完食。
呉だからと安易に呉冷麺にしていないのはヒネリが効いているとは思うし他でもなかなか出会えない面白い試みだと思うが、もしかして辛いほうの冷麺が本命だったのかな?と思った南州ラーメンの冷麺だった。