公式サイトにて基本情報は仕入れて来たが、今はナビがあるのでなんとかなるが、一昔前ならかなりわかりにくい場所にあるお店ではある。
何かの工場だったようで駐車場はかなりひろくゆったりしている。
まだ開店して間がないようで店内はバタバタ感がある。
営業日が週末だけではあるが休憩時間のない通し営業とかなり変わったお店であることは間違いない。
店内は意図的に「昭和」を演出してあってこんな懐かしい箸入れや今や骨董品の白黒テレビで大昔の番組を流している。
メインの中華そばを注文したがカウンターにはなぜか梅干しが置いてあってこれをラーメンにいれてくれということなのだろうか??
ちょっと待ってからキタヨ!!多からやの中華そば880円。
典型的な広島ラーメンのルックスをしていて、店内の様子から懐かしいラーメンがコンセプトなのだろうと予想される。
実際に食べてみると確かに昔風のスタンダードな広島ラーメンという感じで、優しい味わいは万人向けだとは思うが個性はあまり感じられない。
良く言えば毎日でも食べられるラーメンだが、悪く言えば訴求力がないとも言える。
ただここは市街地ではないのであまり尖ったラーメンよりもこんな風な誰にでも好かれるようなラーメンの方が好まれるのかもしれない。
テーブルに置いてあったコショウを多めにぶっかけるとその辛味がピリッと芯を通したようになって好みの味になってくれたが、食べる端から記憶からこぼれ落ちるるような感触もある。
終盤は完全に食べ飽きてスープは残してしまったがこんなシチュエーションで食べる懐かしい(呉出身の自分は懐かしくはないが)ラーメンも悪くないと思った多からやの中華そばだった。