華双 蒸留直詰 芋焼酎初心者お断り(太久保酒造)
アルコール度数 25度
こうじ 白麹
蒸留方法 常圧蒸留
メーカー 太久保酒造株式会社
原材料 さつま芋・米麹
「はなやっこ」と読み、たまたま近所のスーパーで900mlを1本だけ1060円で売っていた。
それにしてもこれまたインパクトじゅうぶんなネーミングではあるわな。
「原料に白麹を使用。風味や甘味を抑え気味にすっきりと飲みやすく仕上げています。原料の芋は関連会社で生産。原料にこだわり、甕壺でじっくりと丹念に仕込んだ甕壺芋焼酎。」
「焼酎製造時期の造りに携わる者のみが味を確かめることができる出来立て芋焼酎をお楽しみ頂く為に蒸留後即瓶詰しました。
栓を開封すると蔵の香りが空間に広がります。
沈殿物が表面や中に浮遊していることがまれにありますが、これは焼酎の旨味成分を非常に多く含んでいるためです。
よく振り混ぜてお飲み下さい。」
「蒸留直詰は、2015年産の新酒を熟成させずそのまま瓶詰めされています。
新焼酎らしい荒々しい味わいと独特の香りをお楽しみください!
芋焼酎初心者お断り(ラベルに蔵元の注意書き張られています)
華奴は、白麹を使用し1次仕込みは”かめ壷”2時仕込みは”タンク”と使い分け、仕込み水には「御前の水」という名水を使用。
原料のコガネセンガンは有機栽培のものを選び、ひとつひとつ手作業で丹念に傷んだ部分を除かれ使用されます。
華奴は、昔ながらのいも焼酎らしい味わいを前面にガツンとくる味に仕上がっております。」
大久保酒造と言ったら侍士の門が有名だがあのマイルドなタイプとは真逆の方向性の芋焼酎も作っているようだ。
それにしてもここまでハッキリと芋焼酎初心者お断りと宣言しているのも珍しいんじゃないかな。
芋芋しいガツンと来る呑み口が期待を否が応でも高めてくれる。
実際開栓してみると確かに芋の甘い香りが漂ってくる。
ロックで呑んでみたがたしかにアタマをさつまいもでぶん殴られたように芋が押し寄せてきてこりゃ確かに芋焼酎初心者にはハードルが高かろう。
荒濾過に熟成をほとんどしない仕様っていうから雑な呑み口も覚悟していたが全くそんなことはない。
辛味や苦味が抑えてあるので芋の甘い香りと相まってどちらかといえば飲みやすい部類に入ると思う。
ここまでの芋芋しさだったらお湯割りにしてみるかと思いたちやってみたがこれが予想通りのデキでむしろこっちのほうが華奴にはあっているのかもしれない。
だとしたら限定なのに1060円ってのは安いと言わざるをえない。
後日同じスーパーの他店舗でたくさん売っているのを発見してしまったので騒動買いしてしまったのだが、焼酎も実に奥が深くて面白い。