太閤うどん(南区翠)A5和牛ステーキ 本山葵と自家製ポン酢で
つづき。
雨後の月 十三夜 おりがらみ特別純米生原酒。
「精米歩合:麹米50% 掛米60% 雨後の月のおりがらみの生原酒です。一般的に日本酒はもろみを搾る工程である「上槽(じょうそう)」のあとに残った滓(おり)を取り除く「滓引き」という作業をします。より目の細かい布やフィルターを使用して残った滓を取り除く事で普段見かける澄んだ清酒が出来上がります。このあと、瓶詰めして火入れ作業を行い貯蔵後出荷されるのですが この瓶詰めの時に火入れをしないのが「生詰め」、割水しないのが「生原酒」です。 一昔前は「お酒=無色透明な物」というイメージが強く、市場に出回る事がほとんどなかった「おりがらみ」は蔵元さんしか飲めない物でした。この「おり」の部分には生きている酵母が残っていて旨み成分が凝縮されています。酵母が生きていて発酵を続けているので、炭酸ガスが発生していて発泡する物もあり、また開栓直後から時間の経過によって味が変わるのもその魅力の1つです。雨後の月らしい爽やかでやさしい吟醸香とおりがらみならではの甘味と酸味。そして長めの余韻を残して辛さとともにスッと引いていきます。 」引用。
こういう日本酒は初めて呑んだがここまで来ると日本酒はワインに全然引けを取っていないこと思い知らされる。
もう一発雨後の月に今度は竹原の龍勢の熱燗。
これらの日本酒に合わせられるのが・・・
A5和牛ステーキ 本山葵と自家製ポン酢で1480円。
もうどうにでもしてくれ!状態でいったいこのコースは幾らになるのかちょっと怖くなってきた。
ま、それでもこの内容はうどん屋としては驚異的だ。
いやここはうどん屋の皮を被った料亭か?
それにしてもさすががA5ランクの和牛だけあって噛んでる間に舌の上で溶けていくがな。
などと考えていたらこんどは牡蠣鍋(値段不明)がどどーんとでてきた。
実はこれは単なる鍋ではなくこの牡蠣の下にはごっついうどんがあってその更にしたにはご飯が入っているという3段重ねの正にメインメニューたるおじやうどん!!
こんなでっかい牡蠣って見たこと無いがどんなんよ!
それにしてもここの七味が素晴らしく旨くてついついふりかけまくってしまったが、さすがにこういうお店は細かいところにも手が行き届いているなと感心した。
あまおうと黒毛和牛の肉うどん1598円。
あまおうの天ぷらに目を奪われがちだがこの和牛がトロトロにめちゃめちゃ柔らかいのが印象的だ。
あまおうの天ぷらとうどんとの合わせるって発想は凄いと思うがまあちょっと遊びココロが過ぎたキライがなきにしもあらずながらそこらへんは良質な七味がきっちりとフォローしており、全体としての完成度はかなりのもんだ。
この最後の2品がどうやら〆ということになるようだで4人ともさすがにお腹がパンパンになって満腹感に満たされてしまった。
値段はこれだけの内容ながら4人で一人当たり6000円でお釣りが来たからホッとしたというよりも格安感が大きかった。
かなり若い大将が夜は仕切っておられるようだが広テレ近くに2月に2号店が開店するそうでこちらもとっても楽しみな太閤うどんだった。
個人的にはこの宇品店にもっかい来たいような気もする。