らをた広島

食べ歩きブログ

一心(呉市西中央)かけうどん

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呉市一心
自分がまだ小学生だった頃、親父に連れられてまだ屋台だった一心のうどんをよく食べたものだった。
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それから高校生になった頃通学路の途中に店舗を構えてくれたのでそりゃ土曜日の昼飯とかでよく通ったものだ。
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当時はうどんといえば一心の細いうどんしか知らなかったから日本中のうどんがこんなに細いのかと勘違いしていたくらいだ。
聞くところによるとかつて大きな軍港だった呉はそこで働く多くの工員たちに一気に食事させるために茹で時間が短縮できる細うどんが主流になったのだそうだ。
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そんな一心に久しぶりにやってきた。
しかも日曜日の午前8時に(笑)
一心は昔からタクシーの運転手さん御用達のお店だったから朝7時から営業しているからこんな時には便利だがこの時間帯には名物のコロッケやいなり寿司はなくうどんしか用意されないから注意が必要だ。
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キタヨ!一心のかけうどん450円。
これのどこがかけうどんやねん!と突っ込まれそうだがこのうどんがこの店の最も安いうどんってことになるが自分は長年このメニュー一筋だ。
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呉名物細うどん。
・・・と威張ってみても細いんだからのびのびでコシなんぞこれっぽちもないクタクタ麺。
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小さく刻まれた油揚げがどっさり入ってて実質きつねうどんと大差ないのだがあくまでもかけうどんということになっている。
この甘辛い油揚げが実に良い仕事をしている。
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これに絡んでくるのがこれも多めにぶっこまれたとろろ昆布。
これと刻みきつねが渾然一体となって個性的なうどんを構築しているのが一心なのだった。
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トドメはこれまた大量の青ネギ。
全体に甘ったるくなってしまいがちなのに辛味を持ち込んでいてくれるのが有難い。
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ダシも甘めにしてあってこれも懐かしいというか小さい頃から馴染んだソウルフードって感じがありありとしてくる。
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あれよあれよと言う間に一心のうどんがダシまで全部飲み干してしまって丼の底が見えてきてしまった。
これでけっこう腹一杯になってしまうのも一心のええところなんよね〜。
ガシっとコシのある讃岐うどんももちろん王道だと思うけどクッタクタ呉の細うどんもこれまた面白い味わいがあるのを今回もまた再確認させられたのだった。