らをた広島

食べ歩きブログ

九頭龍 逸品(黒龍酒造)

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九頭龍 逸品
65%精米国産酒造好適米
日本酒度 +3.0
アルコール分 15度
杜氏 澤田裕規
1,800ml1,750円(税抜)
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飲み飽きしないやわらかな味わいと爽やかな酔い心地で、知らぬ間にお酒がすすみます。燗して良し、冷やして良しのうまさ抜群の逸品です。
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ほのかに最初に届くのは熟したハニーデューメロンや、マンゴスティンの爽やかなフルーツフレーバー。コットンキャンディーやみたらし団子の香りが懐かしさを演出する。スズランやカスミソウ等の白い花、スーズ(リンドウの根のリキュール)、ほのかにアロエなど、派手さはないが、存在感のある香り。奥にはクミンや昆布だしの旨味を連想させる香りが潜む。優しくて豊かなアタックは粘性を伴い、その甘いタッチから、次第に重心の低いボディーに入れ替わる。ボディーの奥から浮上する酸味の刺激が舌の先端から全体を覆い、旨味のあるボディーを引き締めている。
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九頭龍 (くずりゅう)は同じ黒龍酒造の「黒龍」に対して熱燗用のブランドということらしいので熱燗で呑んでみた。
2000円を切る値段なので当然純米酒ではないのだがそれが信じられない洗練度で他のどの熱燗の酒とも違う香りと味だ。
黙って出されたらこれがそんな安い酒とは誰も思わないだろう。
基本的に甘い酒だと思うがそれでも複雑に絡み合った味で決して甘ったるさは感じさせず喉を通る頃には甘さすら残さない。
さすがあの黒龍酒造の酒だけあって最廉価版がコレなんて凄すぎる。
もう少しこのブランドの研究が必要だと感じてしまった。