よしいラーメン

闇夜にいきなりの赤提灯。

山口県岩国市周東町の人里離れた山の中によしいラーメンはある。

しかしこれはホントに現世かとみまごうばかりのシチュエーション。
ココの営業時間は18時から21時で昼営業していない。
しかも月～水曜日休み！！
ただでさえどえらい田舎を夜道で探さなきゃならぬ。
しかも暖簾や看板もなしって言うから「どないなっとねん！！責任者でてこい！！」って言いたい気持ち・・・

その責任者（笑）
店内はけっこう広くなんといえばいいのか、いわゆる昭和のカオス状態（笑）
完全セルフのラーメン屋というか居酒屋と言うか不思議な空間。

テーブルに小上がりもあるのだが全テーブルには「予約席」って札が・・・
大将におそるおそる「あの～予約席ばかりなんですけど～」って聞いたら
「シャレやから」
とあっさり切り替えされた・・・（笑）

店の壁面にはズラッと焼酎・日本酒が。
やっぱりココはラーメン屋じゃなくて飲み屋さんなんかな？？
他のテーブルでは360度どっからみてもジモティーなオッサンが一人冷や酒のんでテレビみて(・∀・)ﾆﾔﾆﾔしてるし・・・

メニューは頭上に（笑）
でも一番最初にラーメンってかいてあるからやっぱりラーメン屋なのだろう。

ラーメン500円。
これって典型的広島ラーメンであるトンコツしょうゆラーメンでよく言われるフレーズであるコッサリって感じの懐かしいスープ。

麺もなんの変哲もないストレートタイプ。

チャーシューは値段通りの薄さだけどコレはコレでいいのだ（笑）
とにかく定番鉄板の広島ラーメンのソレである。

丼にやっと店名が書いてある（笑）
しかも食べ終わってからも丼や箸をセルフで片付ける。
おそらくは一生忘れられそうにないお店のインパクトとは裏腹にラーメンの味はやや一般的。
しかしながらこの他に類を見ない凄まじい僻地にある夜営業のみのラーメン屋に行ってみる価値は大いにあると思う。