沼田から戸河内へ抜けるもはや酷道といっても良いような道沿いにある木小屋。
写真にある通り一般の民家だ。
これをみてコーヒー専門店に見える人はいないだろう。
っていうかただの一般人の一軒家に勝手に入っていいのか？と疑問に思う。
以前にコーヒー屋さんからこの店の噂を聞いていてずっと来てみたかったのだがなかなかその機会がなく時が過ぎてしまった。
今日はたまたまこの付近を通ったのでナビを頼りにやってきたが自分のナビの入力ミスかナビがぶっ壊れたかと思ったよ。
恐る恐る店に近づいてみると外から巨大な焙煎機があるのが伺えるし店内はなんだかそれらしく空間がある。
玄関で靴を脱いでスリッパになるシステムのようでなんとも凄い喫茶店だ。
引き戸を開けてお店に入るとかなり広いウッディなスペースが広がる。
「店内の写真はお断りしております」とマスターに言われたので此処から先の写真は残念ながらないのだが居心地のいい店内だ。
この店主はオーディオマニアでもあるようで高額なオーディオセットが店の奥にあるのがわかる。
もしかしたら自宅を自分で思うように改装してこのようなお店にされているのかもしれない。
【この写真はサンプルで自分が自宅で飲んでるコーヒーです（笑）】
さてこの日はなぜかメニューがなく「濃い」のか「薄い」のかで注文してくださいといわれたので深煎りであろう「濃い」のをお願いした。
ケニアのストレートコーヒーに小さなケーキがついて600円。
まあコーヒーって結局は嗜好品だからその人の好みの物を評価すればいいのだろうが個人的にはここのは自分には合わなかった。
これだけ拘って自家焙煎までされているのならせめて豆売りでもされていればそれを買って帰ってじっくり自分の好きな淹れ方ができるのにと思った。
良くも悪しくも「昔気質」の接客も癒やされるというよりどことなく肩に力が入って疲れてでてきてしまった木小屋だった。
