原題
Saturday Night Fever
製作年
1977年
製作国
アメリカ
配給
シナジー
劇場公開日
1978年7月22日(日本初公開)
上映時間
121分
映倫区分
PG12
ディスコダンスに熱中する若者の恋と成長を描き、世界中にディスコブームを巻き起こしたジョン・トラボルタ主演の青春映画。
ニューヨーク、ブルックリンのペンキ屋で働く青年トニーは、変化のない日常にうんざりしていた。
そんな彼の唯一の楽しみは、土曜の夜に着飾って街へ繰り出し、ディスコで踊り明かすこと。
ある日、いつものようにディスコを訪れた彼は、新顔の魅力的な女性ステファニーと出会う。
素晴らしいダンスを踊るステファニーに惹かれたトニーは、彼女の自立した生き方に刺激され、自身を見つめ直していく。
彼女と新しい人生を始めるため、優勝賞金500ドルのダンスコンテストへの出場を決意するトニーだったが……。
2022年4月にディレクターズカット4Kデジタルリマスター版公開。
当時ディスコブームを巻き起こした映画なのだが、オリジナル・サウンドトラックのレコードは購入して聞きまくったのだが映画の方は観たことがないという思い出の作品。
1977年公開と言うことは自分は中学生だった事になるがとにかくこのサントラはそれこそ穴が開くくらい聞いたのを覚えている。
主演はジョン・トラボルタなのはモチロン知っていて彼が踊るシーンくらいは観たが後はどんな映画なのかすら知らない(笑)
中学生の自分はビージーズの歌を聴いてスッカリ女性が歌っているのかと思っていたのだが「ベストヒットUSA」でオッサン三人組と知って仰天したもんだ。
今から半世紀近く前の作品だがリマスターされている映像なのでそれほど古くは感じないが、今や老人のトラボルタがとにかく若い。
ディスコなんて数回しか行ったことがないので踊りの事はよくわからないが50年近く前に流行った最新のダンスは今から見ればラジオ体操のようだ(笑)
サントラのレコードジャケットを見ているだけではこの映画にヒロインがいたのなんてわからなかったが知らない女優さんばかりだ。
劇中にファラ・フォーセット・メジャーズのポスターが出てくるが確かにその頃、地上最強の美女達、チャーリーズエンジェルを日曜の夜に必死に見ていたのを思い出した。
時代的に仕方ない事かも知れないが少なくともこの作品の中では当時のアメリカにほぼ白人しか存在しなかったのかと錯覚させられる。
当たり前ではあるが劇中の曲はほとんど知っていて確かにどれもこれもいい曲が並んでいてそりゃサントラはヒットするのはわかる。
ただ映画としてのストーリーや展開は凡庸であまり面白いとは思えないので途中から退屈になってくる。
当時のクルマがかなり多く登場するのだがどれもアホみたいにデカくて、確かに昔のアメ車って我が目を疑うほどのムダな大きさだったが、ソレが独特な雰囲気を纏っていた。
結局この作品も恋愛話のようで終盤にかけて見どころはなくなって実につまらなくなる。
ラストのダンスコンテストも、どことなく昔の「ソウルトレイン」と大差ない感じで盛り上がりに欠けているとしか思えない。
青春群像劇と言うがもしかしてコレってホントはB級映画だったんかと思うような内容に辟易してしまった。
こんな映画だったのなら観なきゃ良かったと思わぬ結末になってしまったサタデー・ナイト・フィーバーだった。