らをた広島

食べ歩きブログ

よろしく千萬あるべし(八海醸造 株式会社)

よろしく - 1
規格:黄麹使用・三段仕込米焼酎
アルコール度数:25%
原料:米・米こうじ・清酒
よろしく - 2
八海山がつくった本格米焼酎
新潟を代表する清酒として知られる八海山の醸造元から発売された本格米焼酎がこの「よろしく千萬あるべし」です。限りなく多くの福が得られるようにという意味が込められたネーミングは、中国で古くから伝わる吉語だとか。
よろしく - 3
清酒八海山を造るときにでる特上糠(ぬか)を原料として、醪(もろみ)をつくり蒸留されたもので、発酵途中には酒粕を加えられているのが特徴です。清酒と同様に料理とのマッチングを大切にしており、旨みのあるスムーズな味わいの焼酎に仕上がっています。上質な酒粕を投入することや二年間の熟成期間を確保することから、生産量が限られています。
よろしく - 5
近所のスーパーで4号瓶1219円で売っていた。
このよろしく千萬あるべしは熊本の球磨焼酎ではなくいわゆる粕取り焼酎と呼ばれている。
粕取り焼酎とは簡単に言えば酒粕から作る焼酎の事で最近では技術が進んで、吟醸酒を造る清酒蔵が清酒粕をもとにもろみを作り、これを蒸留して日本酒と見紛うような香り高い粕取り焼酎を作るようになってきた。
よろしく千萬あるべしもそんな粕取り焼酎の中の一本だ。
よろしく - 4
実際に呑んでみると本格的にもろみから蒸留された値段倍の吟香 鳥飼と比較するとさすがに風味でわずかに劣ってはいるがその差は僅かで比較しないとわからないレベルだ。
言い方を変えれば非常にリーズナブルな米焼酎ともいえ、保存に神経質な日本酒の欠点を考えればじゅうぶんに実用的とも言える。
実は個人的にこのよろしく千萬あるべしにハマっていた時期が数年前にあって久しぶりにコレを買って飲んだのは、吟香 鳥飼を初めて呑んだ時に「よろしく千萬あるべしとそっくりぢゃん」と思ってしまったからだ(笑)
実際にはこの2銘柄は差があったのだがそれでも価格帯を考えればその価値は少しも色褪せることはないというのが正直な感想だった。