らをた広島

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猿の惑星・創世記(ジェネシス)



2011年アメリカ映画。
DVDでみた。
大昔大当たりした名作「猿の惑星」のその以前を描いた新作映画。
あの衝撃の結末の理由を教えてくれる。
さすがに新しい映画だけあって猿は特殊メイクした被り物ではなく全編全猿CGだ。
このCGのデキがこの作品の価値を左右する。
若干の違和感はあるがかなりのレベルだ。
ホンモノのサルをかなり研究したようで動きにはリアリティがある。
高い知能を持った猿が生まれた理由やその過程を描いてる。
余談だがアルツハイマー老人で出ているジョン・リスゴーと言う俳優さんは映画版トワイライトゾーン第4話、飛行機に乗る神経質な客を演じていた俳優さんでホント久しぶりに見た。
つい先日までこのジョン・リスゴーバックトゥーザフューチャーの「ドク」ことクリストファー・ロイドが同一人物だとばかり思っていた(笑)
話しが脱線したがこのCG猿たちの迫力ある「演技」で物語は非常にテンポよく展開する。
懐かしい名前の猿たちもたくさん出てくるしどうして地球が猿たちに「侵略」されていったのかなんとなく共感できる部分もある。
どんどん猿が高度になり遂には人類を超越してしまう瞬間などはトリハダものだ。
被り物ではどうしても笑えて出来なかった感情移入もCGによるリアルで説得力ある映像により容易に可能だ。
派手なCGアクションに目を奪われてしまうが「愛情とは何か?」を問いかけるテーマはしっかりしておりそこらへんのケーハクなお手軽映画とは一線を画する。
そういう意味ではいろんなことを考えさせられる骨太で社会派の作品だと感じた。