らをた広島

食べ歩きブログ

中華そば きくま(佐伯区)中華そば

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中華そばきくま
あの「陽気」系のラーメン屋。
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「あの」とはあの江波が本店で広島市内にいくつかの支店を持つ広島ラーメンの代名詞の老舗として広く認知されている超メジャーな陽気のこと。

実質陽気の支店なのに「陽気 五日市店」って店名じゃないのはオトナの事情でもあるのだろう。
それでも五日市で「あの」陽気のラーメンが味わえるってのはありがたいことではある。
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広島ラーメンの源流のような店の血統を継ぐ店とはいえ自分はもともと広島市の人間じゃない。
子どもの頃喰っていたのは呉のラーメンだったので広島ラーメンに思い入れも郷愁のカケラもない(笑)
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だから「あの陽気だから」ってのはまるでなく単純に自宅から一番近所のラーメン屋って思いしか持っていないので色眼鏡をかけることなくここのラーメンを分析できるかもしれない。
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この日も自宅から自転車でふらふらやってきたのだが4台有る駐車場はクルマで埋まっている。
店内がさぞかし混んでいるんかと思って入店したらカウンターにふたり、1つのテーブルに4人が座ってる。
(○'ω'○)ん?全然クルマと客数があわんやん。
大将と配膳の女性が3人の4人体制。
メニューは中華そば600円とおにぎり100円のみ。
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きくまの中華そば600円。
実はここは陽気に習っているのか大盛りも替え玉もない。
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陽気の文法に習っているのなら間違いなく原田製麺のストレート麺。
予想通りっていうかいわゆる老舗の味なのだろう。
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チャーシューはどっちかというとパサパサした食感であっさり系。
可もなく不可もなしっていえばいいのかな。
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ちょっとびっくりしたのがメンマ。
ここのこんなに美味かったかな。
以前に食べた時は普通だったような記憶がある。
それに引き替え売りだったはずの観音ネギの個性はこれっぽっちもなくネギの存在すら感じなかった。
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スープもよく言えば万人向け、悪く云えば凡庸極まりない。
薄い味付けで昔ながらというより古めかしい。
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このラーメンに懐かしさをまるで感じることができない自分には単なる古めかしいことしか個性のないイニシエ系ラーメンとしか捉えることが出来なかった。
新メニューを出す必要はないかもしれないが未だにこの多様化のご時世に大盛りなし替え玉なしっていうのも自分のような人間には使い勝手が悪いと言わざるを得ない。
陽気と違って昼営業はありがたいが典型的な郊外店でありながら日曜定休もちょっと・・・
ラーメンってもちろん味が一番大事だけどそれだけじゃないのよね~
そういえば近所にありながら長い間来なかった理由はこういう陽気って名乗ってないのに陽気同様の客扱いっていう殿様商売的なコトが鼻についたからだったよな~とやっとその理由を思い出して店をでた。