江戸金(山口市)ラーメン
山口市中心の商店街の近くにある江戸金。
クルマやバイクでくるにはちょっとわかりにくい立地ながらその立地条件はいいと思う。
自前の駐車場はもっていないようだ。
年季の入りまくった店構えだが創業40年になる老舗で山口市では相当な有名店らしい。
この店の前に立っただけでそこらじゅうに漂う強烈な豚骨臭。
こりゃ店内に入ったら気絶するんちゃうかいな?
気絶こそしなかったが店内は予想通りの凄まじい獣臭。
呼吸をするごとに肺臓をすごい香りが突き抜けてゆくのがわかる。
店内は奥に厨房で手前はカウンターだけのシンプルなつくり。
だからかもしれないがけっこう広い。
年季の入りようも外観から予想されるとおりでいかにも老舗感がありありだ。
メニューはラーメンにチャーシューメンにおにぎりにライス。
さすがは専門店はこうじゃなくちゃ!っと言いたくなる。
ほどなくしてきたよ!江戸金のラーメン580円。
これがなんと全然湯気がでていない。
いかにも濃厚そうだからもしかしたら自身のスープで膜が張っているのかな?
麺を持ち上げてみるとどどーーっと湯気が。
こりゃ凄い!
今までにみたことない濃厚さだ。
だけどこの湯気と一緒に目眩を喰らわされるほどの凄まじい獣臭が鼻腔を直撃!!
一瞬にして食欲が萎えてしまう。
麺はトンコツではとっても珍しい太めのストレート。
これだけコッテリのトンコツスープだったらもっと細い方が相性ええように思うがどうなんだろう?
若干の苦みすら感じるスープも塩辛いがチャーシューももっと塩辛くだんだん自分の健康が心配になってくる。
普段はラーメンを食べる間に水を飲むことは滅多にないのだがこの日はどっちかというとお水でこの獣臭を流しながらひたすら麺を啜った。
とにかく麺を食べようとするとその都度獣臭を目一杯被弾しているようでだんだん心が折れてきた。
あく抜きとかちゃんとやってあるのか聞いてみたかったが獣臭に追われるように店をでた。
実はこの日のメンバーに九州出身・獣臭大好きなクサラーメンフェチもいたのだがその彼をもってしても「クサイ」って言わしめたのだがらやっぱり難敵なのだろう。
これで580円はちょっと高いと感じずにはいられないかったってのが正直な感想だ。
恐るべし江戸金!一生キミを忘れないよ(笑)