とんち(安芸区)パーコーチャン
ここは広島市安芸区の安芸矢野ニュータウン。
空き家のニュータウンではない(笑)
しかしすんごいわかりにくい場所にあるとんかつ&ちゃんぽん とんち。
最近のスマートフォン用カーナビはとっても優秀なので迷うことなく辿り着きはしたがフツーは絶対にわかんないような立地。
っていうかまんま団地の一角にあるお店で案内板とかもないから話しだけ聞いて雰囲気でここに来るのは至難の業じゃなかのぅ~。
駐車場が店の前に4台あるが他にもあるようだ。
ここには「パーコーチャン」なる食べ物があると聞いてやって来た。
そもそもパーコーチャンとはなんぞや?
どうも「パーコー」+「ちゃんぽん」ってことのようだ。
メニューにもしっかりあったよ!パーコーチャン。
これを注文。
しかしメインはトンカツのようでトンカツ絡みの定食がどっさり用意されているが周囲のお客はみんなそのパーコーチャンなるものを食べているようだ。
大将と奥様、そのお母さんとお父さんの家族経営のお店みたい。
待っている間、卓上調味料をチェックしていたらお母さんがレンゲを持ってきてくれたんだけどなんか入ってる。
「お酢が入っていますから途中でパーコーチャンに入れて下さい」
と説明を受け納得。
呉のラーメン屋には必ず酢が置いてあるので呉に近いこの店のその流れを汲んでいるのかと勝手に想像してしまった。
きたきた~~とんちのパーコーチャン850円。
たしかにちゃんぽんのように野菜のたくさん入った麺類の上に揚げた肉が乗っているようだ。
だけどいわゆるちゃんぽんにしたらスープの色が違うような気もする。
う~~ん。
これってどっからどう見ても鶏ベースの醤油ラーメンだよね~??
それも中華料理屋系の味だと思う。
麺はしっかりとコシがあってなかなか美味し。
具沢山の醤油ラーメンにパーコーが入れてあるって寸法のようだ。
ここまで来るとなんとなく種明かしがみえてしまったような気もするが上に乗っかってるのはパーコーじゃなく紛れもなく「トンカツ」だ。
パーコーチャンの正体は野菜大盛りトンカツ入り醤油ラーメンだった。
トンカツはちょっと固いのはご愛敬だが途中でレンゲに入ってる酢を入れると確かに味が激変する。
どっちかというともう最初っからこの酢を投入した方がパーコーチャンの良さが引き立つように感じる。
ヒトコトで言うならめちゃめちゃジャンクなこのパーコーチャン。
客はひっきりなしでサラリーマン風からガテン系、主婦や近所のファミリーなどこりゃかなり地元に愛されてるお店のようだ。
マニアックと言えば相当マニアックな立地の庶民派ジャンクラーメンとして非常に印象深いとんちだった。