らをた広島

食べ歩きブログ

交換ウソ日記

櫻いいよの小説を実写化した青春ラブストーリー。

校内で人気の男子から親友に宛てられた手紙を自分宛てと勘違いした女子高生が、親友を装って彼と交換日記を始める。

メガホンを取るのはドラマ「わたし、定時で帰ります。」などの竹村謙太郎。

脚本は『ハニーレモンソーダ』などの吉川菜美。『仮面ライダーゼロワン』シリーズなどの高橋文哉、ドラマ「沼る。港区女子高生」などの桜田ひよりらが出演する。

高校2年生の黒田希美(桜田ひより)は、移動教室の机の中に「好きだ。」とだけ書かれた、学校で一番人気がある男子・瀬戸山潤(高橋文哉)からの手紙を見つける。

希美が返信を潤の靴箱に入れたことから交換日記が始まるが、彼からの手紙は希美の親友に宛てたもので、潤は交換日記の相手が希美だとは気づかずにやりとりを続けていた。

本当のことを言い出せない希美だったが、空気を読みすぎて話下手な自分とは正反対で、思ったことをはっきりと口にする潤に惹(ひ)かれていく。

柄にもなく青春ラブストーリー映画を観る事にしたが。

深い理由はないが以前と比較にならないくらいに演技力が向上した桜田ひより主演なので期待してしまった(笑)

相手役は高橋文哉という最近売り出し中のイケメン俳優でこの二人のしっかりした演技で若者向け作品ながら安心して見ていられる。

ストーリーは大昔に読んだ少女マンガにあるようなベタな展開でどことなく成り行きは読めてしまうがまあそんなものだろう。

しかしどういう時代設定なのかわからないがこのスマホ全盛のご時世に直筆の交換ノートなんてどうにも古臭くて昭和の恋愛のようだ。

色々とツッコミドコロは沢山あるがそういう事は気にしないでこの作品の世界に浸った方が良さそうだ。

高校の頃の恋愛なんてスッカリ忘れてしまったのでまるでついていけなくなってるかと予想したが意外にすんなり入って行けて、尚且つ面白いと思えるようになってしまった。

この単純なストーリーで2時間の尺が持つのか心配になったがアレコレ引っ張ってるのだが、女同士の友情が薄っぺらいのだけはよくわかった。

それにしてもさすがに若い役者は誰一人わからずしかもどれも同じに見えてしまうオッサン特有の現象を発動して悲しくなった(笑)

ベタベタな恋愛ものではあるがここ迄直球ド真ん中ストレートだと逆に清々しくて恥ずかしくなくなった。

まるごと少女マンガみたいな内容に後半はさすがに少し飽きて来たがソレでもバカバカしくはならなかったので自分のような歳でも鑑賞に耐え得る作品なのだろう。

普通に考えたら親友になりすまして勝手にその娘が好きな男を騙して文通してるなんて、罪深い事だと思うがそこはしれーっと有耶無耶になるのは凄い。

最終的には予想通りにはなるがソレでもなんだかんだとラストまで無事に完走できた。

エンドロールにアルコ&ピースの平子の名前があったが何処で出ていたかわからなかったが、まさかエンドロール後のラストにチラッと出ていて安心したが、この部分は特に雰囲気がよく出来ていたように思った。

久しぶりにこんなゴテゴテの惚れ腫れも悪くないと思ったが、恋愛ものを一括して毛嫌いしていたが、それもその作品のデキ次第だと言うことがよくわかった交換ウソ日記だった。