
製造蔵元:合資会社甲斐商店 アルコール度数:25度 蒸留:常圧蒸留 原料芋:黄金千貫 麹菌:黒麹
「伊佐焼酎」を名乗る伊佐美はいわゆるプレミアム焼酎の元祖らしい。

個人的には甘くほろ苦いさつまいもの素朴な味わいがたまらずに好きなのだがこのさつまいも風味の出具合が芋焼酎のキモになるようだがこの伊佐美は絶妙の芋加減とでも言えば良いのだろうか。

ただこの伊佐美は近所の酒量販店では5000円以上の値段で売られている。
ネットを見渡しても送料込みで4000円が相場のようだ。

だけど伊佐美一升瓶の定価は1990円。
流通のどこかでピンはねされているのは確実だ。
需要と供給の関係でそうなるのは資本主義の仕組みとして仕方のないことかもしれないが定価の数倍でも買うヒトがいるからいつまでもピンはねされ続けることになるとも考えられなくもない。

今回自分は伊佐美を定価で入手したのだがこれからもできるだけ定価入手する努力をしようと思う。
話はすっかりそれてしまったが心を鷲掴みしてくれた伊佐美のド派手で日本人のDNAを揺さぶるラベルデザインも大いに気に入っている。

ロックも悪くないがストレートの方が伊佐美の特徴である胸に染み入る香りと独特の香ばしさを堪能できると思う。
よく焼酎をストレートで飲むとアルコールがツーンと喉を刺すことがあるがこの伊佐美はほとんど刺激を感じない。
これが伊佐美のまろやかさってことなのだろう。
好みがあると思うが「芋焼酎はちょっと苦手で・・・」と言うヒトにこそぜひ飲んでもらいたい。