紫の赤兎馬(濱田酒造)
近所のスーパーで見つけた紫の赤兎馬。
そもそも赤兎馬とは「赤い毛色を持ち、兎のように素早い馬」のことで三国志に出てくる関羽の愛馬として知られ1日に千里を駆け抜ける名馬だったと伝えられている。
そんな赤兎馬の名が冠された芋焼酎赤兎馬の紫芋バージョンがこの紫の赤兎馬ということになる。
基本的に年2回の限定焼酎のようで要は黒霧島に対しての赤霧島みたいな存在なのだろう。
蔵元 濱田酒造 [鹿児島県]
原材料 芋(頴娃紫(えいむらさき)・黄金千貫)・米麹
麹 白麹
アルコール度 25度
「鹿児島県の西部いちき串木野市(いちきくしきのし)にある濱田酒造の限定流通商品、芋焼酎「赤兎馬」。
年に2回発売される限定品がこの「赤兎馬 紫芋」です。
三国志に登場する一日に千里を駆けることができたという稀代の名馬「赤兎馬」から名付けられたと言います。
「赤兎馬 紫芋」は、鹿児島県産 黄金千貫と頴娃紫(えいむらさき)という紫芋で造られた数量限定品です。
紫芋特有のフルーティな香りと芋焼酎本来の口中に広がる甘いふくよかな味わいが特徴です。」
いつものように常温ストレートで呑んでみた。
なるほどこれは確かに紫芋特有の華やかな香りが一気に押し寄せてくる。
アルコールの刺激は僅かに感じるがむしろこれくらい合ったほうが飲みやすい。
ここはやっぱりこのジャンルのパイオニアでありベンチマークでもある赤霧島と飲み比べなくてはね。
一言で言ってしまえば芋の輪郭をクッキリと残した紫の赤兎馬の対して洗練の極みで芋を消し去った赤霧島の勝負になっている。
同じ紫芋を原料にしながらこのアプローチの違いは面白い。
個人的にはやっぱりよりオリジナリティのある紫の赤兎馬の方が好きだが900mlでだいたい1200円前後の赤霧島に対して720mlで1577円の紫の赤兎馬なのでこの価格差を超えているかと聞かれると返答に困ってしまう自分がそこにいるのだった(笑)