Koharu亭(中区中町)蒸し鳥と半熟卵のトマトラーメン
広テレのまんまえにあるKoharu亭。
この日は休日だったが開店前からもう行列ができている。
その行列のほとんどが女性グループで自分のようなオッサン一人客なんて他にはいない、完全アウェイ状態だ。
少し待たされてから入店できたが通されたのは二人がけテーブル。
しかしこのお店がターゲットとしているのが女性だとイヤというほど思い知らされるシャレた店内。
こういう場所に慣れていない自分にとっては落ち着かない事この上ない(笑)
テーブル脇の荷物入れも女性用に大きくシャレていてラーメン屋っぽさは微塵もない。
他のテーブルでは注文を決めるのにああでもないこうでもないと非常に時間がかかっているようだが自分は最初からキメていたので着席速オーダーを済ませた。
お店は混んでいたがけっこう早くやってきたよ!Koharu亭の蒸し鳥と半熟卵のトマトラーメン(平日900円、土日祝日1000円)。
それにしても男と違って女性はゆっくり注文して、待ち時間もまったく気にならないようで自分のような短時間で昼飯を済ませるなんて考えは毛頭ないようだ。
それにしてもこの蒸し鳥と半熟卵のトマトラーメン、主役のトマトラーメンにご飯にキムチ・・・・
それにサラダに芋の煮っころがしが付いてくるのだが和洋中韓と入り乱れておりまさにザ・無国籍料理と言える。
麺はストレートで少し柔らかめに茹でてありもう少しパスタっぽいのを予想していたが思ったよりラーメンしている。
スープはトマト由来の酸味はほとんど感じられず鶏のスープの印象が強い。
色とりどりの野菜が小さくカットして入っており洋風野菜スープといった印象だ。
チャーシューというより確かに蒸し鶏と言ったほうがしっくり来る鶏肉だが非常に柔らかく薄味でラヲタの考えるチャーシューとは完全に別物だ。
一緒にでてきたパルメザンチーズを少し振りかけてみたがこりゃ完全にどんどんイタリアン路線に寄っていくようでラーメンからパスタに近づいていくので程々にしたほうが良さそうだ。
半熟卵というより温泉卵のようだがこれを割るとチーズと相まって更なるマイルドになっていくがね。
だけどこのけっこう多めに入っているキクラゲのお陰でどうにかラーメン路線にとどまっているようだ。
さて初めからライスインが既定路線かのようなので、それに応じてご飯を残ったスープに放り込んで更にパルメザンチーズを振りかける。
ここまでイタリアンになってくるとタバスコが欲しくなるがもうこうなると本格的なトマトリゾットの完成だ。
ぬぅぅぅぅなぜかキムチもあうし、これはラーメンより旨いがね〜。
複雑怪奇な味のラーメンが最終的にはシンプルなトマトリゾットにたどり着くというストーリー性はなかなか楽しめたが、自分にはあれこれ欲張りすぎて返ってピントがボケてしまってるように感じられる。
アレコレ多彩な変化球を覚えたは良いが肝心のストライクが入らないみたいな...。
女性向けのようなメニューながら男性にとっても最後まで食べるとお腹はパンパンになるので甘く見ないほうが良さそうだ。
1000円という価格をどう思うかいろいろ判断が分かれそうなKoharu亭の蒸し鳥と半熟卵のトマトラーメンだった。