らをた広島

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セカンドバージン



NHKのドラマ。
DVDで一気に観た。
鈴木京香主演。
40代やり手独身キャリアウーマンが一回り以上年下の男との不倫恋愛モノ。
NHKのドラマってやっぱり予算が違うのかなかなか力作が多い。
しかしハッキリ言ってNHKのドラマにしちゃ有り得ないくらいエッチなシーンがたくさんでてくる。
見ているこちらが心配するほどだ。
その描写を差し引いてもかなりよくできてると思う。
一番最初のシーンでこのドラマの成り行きがほとんど見えてしまうのは残念だがそれにしてもかなりよく練り込まれておりなかなか面白い。
悪役と言うか鈴木京香とデキてしまう若いオトコの妻の敵役で登場する深田恭子の猟奇的とすら思えるアブナい奮闘も目立ち肝心の鈴木京香相手役新人男優の拙い演技を補って余りありこのドラマにピリッとスパイス効かせている。
NHKらしく堅苦しく生真面目な表現で最もらしく不倫を見せるとこうなるってしまうのだろう。
このドラマはリアリスティックな場面と現実離れした突飛な場面を交互にしかもその連続だ。
中年女性に対する年下恋愛願望をテーマにしたこの作品。
なんとなく理解はできなくもないが基本的に中年女性の希望的観測による理想的恋愛願望サンプルととれなくもない。
このドラマは主演である鈴木京香と同年代の40台近辺の女性がメインターゲットであるのは間違いない。
冬ソナあたりにハマって韓流をあれこれ見たが純愛路線は固すぎて飽きてしまったご婦人方がNHK地上波というお墨付き放送局の見せてくれる年下の若いオトコとの不倫劇に安心して傾倒し陶酔したのだろう。
このドラマはそういうムキの方々に熱烈に歓迎されヤラシー場面を追加して映画化までされたらしい。
つらつらと書いてきたがなんだかんだ言っても最後まで観てしまったのだから面白かったのだろう(笑)
単なる不倫をテーマにした惚れ腫れドラマに終わらせていないのがNHKらしく芯があり心意気を感じ取れた。
これは鈴木京香の代表作になるだろうなー(笑)