らをた広島

食べ歩きブログ

鶏そば本店(尾道市西則末町)しお鶏そば

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尾道市を南北に貫く国道184号線沿いにある鶏そば本店
JR尾道駅新尾道駅のちょうど中間くらいの場所にある。
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ということはどうしてもクルマで行くようになるのだがそのへんはきっちり押さえてあるようで広くて出やすい駐車場が店の前にしっかり確保されている。
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外からの印象と同じように店内はかなりシャレオツだ。
自分のような汚いバイク乗りのおっさんがひとりでやってくるような店じゃないのかもしれない。
BGMはなぜかビートルズ
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ラーメン屋にしては珍しくカウンターレスの店内はもうどう見ても女性・家族連れターゲットであることは明らかな構成だ。
接客にでてこられたスタッフの女性もそんな店のコンセプトを物語るように上品でなんとなくこちらが気後れしてしまうほどだ。
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店名からして鶏ラーメンのメニューなのだが基本的には塩と醬油と辛いラーメンという構成と考えれば良い。
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これにトッピングや濃厚バージョンでバリエーションを広げているメニュー展開にはなかなか面白いものがあるし興味惹かれたが今回は最初なので一番シンプルなラーメンにすることにした。
それとこのメニューに書いてある「藤原製麺所」っていうのがこの店の本来の名前なのかな?
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焼いた鶏にも力が入っているようでこれを見た時に直感的にチャーシューは豚じゃなくて鶏だろうな、と感じてしまった自分はラヲタ菌に相当蝕まれているのかもしれない。
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お盆に乗って登場した鶏そば本店のしお鶏そば650円。
メニューに「淡麗 鶏だけで炊き上げた上品でさっぱりした味に仕上がっています。」と紹介されていたがまさにその言葉通り。
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お盆にはこんな干しエビが別途小皿に入れられて提供される。
これくらいの量の干しエビがそんなに好みを左右するようなシロモノに思えないのだが・・・
それよりも丼にドカッと盛り付けられたワサビの存在感ったらちょっと経験にない。
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麺はさすが製麺所ってだけあって細めの全粒粉という凝ったもの。
食感としてはそうめんのような感じでいわゆる中華麺って感じが希薄なのが最大の特徴だろう。
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トッピングはなんと鷹の爪入の玉ねぎがドサッと入ってるという変わり種。
これには面食らったが甘みを増す効果があるのは確実のようで相性は悪くない。
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デフォルトの概要がわかったところでワサビと干しエビを投下してみた。
すると当然ながらスープは激変するがどことなく良く経験したことのある味であることに気がついた。
それは変な話だが永谷園のお茶漬けのもとにワサビを入れた時に酷似しているように自分には思えて仕方がなかった。
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予想通りチャーシューは鶏だったがこういうしっかりした焼いた鶏をラーメンに入れるとそのあまりの旨さにラーメンが負けてしまって返ってバランスが悪化しているように思ってしまった。
もう少しこの鶏チャーシューは意図的に力強さを落としたほうがいいんじゃないかな。
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後半ワサビを全部スープに溶いたら食べるたびに鼻にツーンとくる強烈なスープになったのでこのへんは加減が必要だったし干しエビはこれくらいの量ならわざわざ別途に提供する必要性に疑問を持ったのも確かだ。
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だけど醬油ラーメン全盛のこの尾道で単に鶏の塩ラーメンってだけではなくとことんオリジナリティを追求しているのは非常に好感が持てる。
製麺所がついでに出してるラーメンって言うのとは全く違ういわゆる本気のラーメンってのはよくわかる。
これは他にもかなりのバリエーションメニューがあるのでもう少し貼り下げて研究してみないと本質が見えないと感じた鶏そば本店だった。