らをた広島

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脱獄・広島殺人囚

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【解説】殺人罪で“日本最長有期刑”41年7カ月の刑に服する実在の人物を徹底取材、想像を絶する刑務所内での生活実態、あくなき自由への渇望から7回に及ぶ脱獄をセンセーショナルに描いた実録路線大作。

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好漢・松方弘樹が日本最長有期刑の囚人に扮し、何度投獄されても脱獄を繰り返す不屈の闘争心と生命力で逞しく生き抜く男の姿を好演。

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共演は、若山富三郎、梅宮辰夫、渡瀬恒彦大谷直子ら豪華演技陣が顔を揃えている。

監督は、「893愚連隊」で松方とタッグを組んだ中島貞夫

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本作のヒットを受けて、後に「暴動島根刑務所」「強盗放火殺人囚」が制作された人気シリーズ第1弾。

【公開日】1974年12月公開

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1973年1月13日公開の日本映画の金字塔「仁義なき戦い」の延長線上にある東映実録映画と思われる。

どうやら舞台は広島市の吉島刑務所だと思われるが仁義なき戦いシリーズと言いこの映画と言い全国的に広島はさぞかしヤバい街だと思われた事だろう(笑)

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そんな吉島刑務所はいとも簡単に脱獄されてしまうがまたあっさり捕まるという目まぐるしい展開。

刑務所長役で金子信雄が出てるが相変わらずの怪演でさすがだと笑ってしまった。

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アメリカの大脱走プリズンブレイクみたいな綿密な準備の果てに緻密な計画を立てて実行するのではなくあくまでも短絡的で出たとこ勝負みたいな方法ながらすんなり脱獄できてしまう。

もう46年も前の映画だから登場人物は亡くなってしまってる俳優さんがほとんどだがこの頃のギラギラした雰囲気がよく出てる。

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しかしこれは実録物だとしたらとんでもない破天荒な囚人もいたもんだ。

逃げたり捕まったりヤクザ映画と言うよりまるでロードムービーな造りが斬新ではあるが結論の出ないような中途半端な終わり方はちょっとアレだがなかなか楽しめた脱獄・広島殺人囚だった。