トム・クルーズ主演のスパイアクション『ミッション：インポッシブル』シリーズの第7弾。
スパイ組織IMF所属の腕利きエージェントであるイーサン・ハントが、人類を脅かす新兵器を追う。
『ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション』『ミッション：インポッシブル／フォールアウト』に続いてクリストファー・マッカリーが監督などを担当。
サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソンらおなじみの面々が集結する。
イーサン・ハント（トム・クルーズ）率いるIMFチームは、新兵器を探すミッションを下され、悪の手に落ちる前にそれを見つけ出そうとする。
そんな中、IMFに所属する前のイーサンの過去を知る男が現れる。
仲間たちと世界各地で命懸けの戦いを繰り広げるイーサンにとって、今回のミッションは絶対に成功させなければならないものだった。
昔で言うところの「スパイ大作戦」であるミッションインポッシブルシリーズの最新作にして前半部分という途中で終わるのがわかっている作品。
ちなみに後編はまだ作成にすら取り掛かっていないというから続きはいつになったら拝めるのだろう(笑)
冒頭からいきなり緊迫感のある潜水艦戦で始まって大体のあらすじは理解できる。
要はAIが今回の敵みたいだが、その命運を握る物理的な「鍵」を探すというハイテクなのアナログなのかよくわからない設定だ。
今回は日本語吹き替え版と字幕と両方観たがさすがは当たるのがわかっている作品なので手練の声優陣が集められたようでしっかりした吹き替えだったが物語の細かい所まで理解できるのは説明書きのある字幕版だった。
若い頃は女性のアイドルだったトム・クルーズだが今や完全にオッサンの憧れになって自分もそんなトム・クルーズの映画は毎回楽しみにしてしまっている。
岩国基地でオスプレイの中に乗ったことがあるが劇中に出てきてそのままだったのでおそらく本物を借りているのだろう。
何でもかんでもコンピュータ制御されているこのご時世ならこんな話しも現実味がある。
163分もある作品なので退屈にならないか心配だったが最初からドキドキハラハラの連続で目が離せない。
アクションシーンは代役を使っているのかはわからないが今回もトム・クルーズは若くとても還暦過ぎた初老男性には見えない。
今回もど派手なカーアクションがあるがクルマを調達してフェラーリだと思わせておいて古いチンクエチェント(BEVだが)だったのはマジで笑えてしまった(笑)
チンクに乗って女性に振り回されるイーサンハントはまるでルパン三世のようでドタバタ喜劇みたいで引き込まれてしまう。
それにトム・クルーズの映画の特徴でもあるが中国への妙な媚というか配慮みたいなのが全く無いのも清々しい。
ストーリーはそれほど難しくはないがAIがラスボスなのが当然物語のミソになっているのだが、これによりリアリティを持たせる為にはターミネーターのようなAIの手下サイボーグが居たほうが話しがわかりやすかろう。
まあストーリー云々よりも基本的にトム・クルーズの体を張ったアクションを魅せる為の映画なのでそこら辺の細かい事は気にしないでこの派手な大立ち回りを楽しむのが正解だ。
よくCMで流れていたモトクロスバイクで断崖絶壁から飛び降りるシーンや列車上でのアクションなど見どころは満載でよくもまあこれでもか！と詰め込んだもんだと呆れる。
コレでまだ前半なのだとしたら、コレに匹敵するかそれ以上のアクションを用意しなきゃなら？から作る方も大変だろう。
何時もながら高所恐怖症には目眩がするようなシーンがふんだんに用意されていて見終わってグッタリ疲れてしまったミッション：インポッシブル／デッドレコニングPART ONEだった。
続編が公開されるまで何としても死ぬわけにはいかんな(笑)
