らをた広島

食べ歩きブログ

犯罪都市 PUNISHMENT

犯罪都市』シリーズは、マブリーの愛称で親しまれているマ・ドソンクが、原案・企画・制作・主演まで務め、興行新記録を打ち立て続けるメガヒットシリーズ。最新作では、新種合成麻薬事件から3年後、ヤクザも恐れる“怪物刑事”のマ・ソクトが、残虐行為で職務を解かれた元傭兵ペク・チャンギ率いる国際IT犯罪組織を検挙するため、拳ひとつで立ち向かうさまを描く。

マ・ドンソクの大ヒット作『悪人伝』で刑事とヤクザだった2人が立場逆転のキャラクターを演じていることでも話題に。

犯罪都市』過去全3作でアクション演出を務めた盟友ホ・ミョンヘンが、『バッドランド・ハンターズ』(Netflixで独占配信中)に続く監督2作目としてメガホンを取った。

マ・ドソンク主演のいわゆる刑事ものシリーズの最新作にしてその第4弾。

これ迄の作品は面白くて全部観たので今回もとても楽しみにしていた待望作だ。

とにかく役者の体を張ったアクションが見ものでホントに殴ったり蹴ったりしているようにしか見えず、あまりの迫力にコレでよく怪我しないもんだと感心する。

今回の敵はIT犯罪というかオンラインカジノのようでこう言うのは時代を反映しているのだろう。

ゴッツい体格に強面だが優しい一面もある マ・ソクトはもはやマ・ドソンク以外では考えてられずこのシリーズは彼ありきの作品なのは間違いない。

ただ悪役や単なるザコ敵の役者も凄まじいまでのアクションをこなしていて、ココらへんは日本映画は残念ながら負けている。

キャストはドラマで顔を見たことがある俳優がちょいちょい登場するが、それだけこのシリーズは成功が約束されている役者が出演したい作品なのだろう。

シリーズに渡って出演するヤクザが本先も登場していて、この手のお笑いもキッチり抑えてあって何度も爆笑してしまうがこういうセンスもかなりのもんだと納得する。

今回のラスボスを演じているキム・ムヨルという俳優さんはどっかで見たことあると思ったらドラマSweet Home -俺と世界の絶望でバケモノの戦う正義感溢れる中隊長役をやってるヒトだ。

彼のデキに作品の質がかかっているのだが、実に冷酷無比に演じていて、さすがに大作に抜擢されただけのことはある。

シリーズ全体に言えることだがどこか昔夢中だった西部警察を連想させる部分が多々あり新しい映画なのになんだか懐かしい気分にもなる。

単なるアクション映画ではなく熱血刑事マ・ソクトの男らしさに憧れてしまいついつい作中に没入する事しばし(笑)

終盤はお約束の大格闘になるのだが今回は半分知能犯なのでこれ迄の作品の悪党とはちょっと違う。

それでも格闘しーんには目を見張るものがありこのど迫力のアクションを観るだけでも価値がある。

おそらくコレからも新しいシリーズ作品が作られると思うが今からとても楽しみで仕方がない犯罪都市 PUNISHMENTだった。

オススメ。