
やってきたのは三越広島のいいもの東北夏物語。


イートインで板新の喜多方ラーメンが食べられると聞いてやってきた。
調べてみたらこの板新はあの坂内食堂の分店のようなお店のようだ。

チャーシュー麺たる肉そば1000円の食券を購入してカウンターに通された。

ほどなくしてキタヨ!板新の肉そば。
なるほどチャーシューで麺が見えないがね。

期待に違わず多加水平打縮れ麺がでてきてこれが独特の食感が非常に心地よいというより官能的ですらある。


このオリジナリティ溢れる麺とコッテリ系チャーシューはまごう方なき喜多方ラーメンのそれで希望しても近隣ではなかなかお目にかかれない。


メンマはこれといって特徴があるわけではないがこのラーメンの箸休めとしてきちんと機能していることがわかる。

喜多方ラーメンの最大の特徴はこの透明感ある塩ラーメンのようなスープで基本的には鶏ベースなのだろうが魚介も僅かながら感じられ掴みどころがないアッサリタイプなのだがなぜか最後まで飽きが来ない不思議なシロモノ。


このアッサリスープと比較的脂が乗ったチャーシューとの組み合わせは絶妙としか言いようがなく中盤から後半にかけて一気に食べ進むことが可能だ。


これ以外のトッピングはネギだけと基本的にはシンプルな構成ながら味の奥行き感がハンパないのはさすがに本物だ。


この日の会場のクーラーが弱く、汗だくになってしまったのでスープを完食することはできなかったのだがそれだけでなく、同時にこのイートインで食べられるさくらんぼかき氷に気持ちを奪われていたせいでもある(笑)


山形県庁食堂のさくらんぼのかき氷972円。
値段が値段だし山形県だから佐藤錦でもトッピングされているのかと勝手に期待してしまったのだが実際にはそれよりグレードダウンされたさくらんぼのだったのが残念だったがトータルとしてはなかなかウマいデザートで火照ったカラダもクールダウンできた。
かき氷はさておき、ここまで本格的な喜多方ラーメンを食べようと思ったら実際に福島県の喜多方に行くしかなさそうなので今回のようなチャンスはありがたいと思ったのだった。