スパイダーマンの正体がピーター・パーカー(トム・ホランド)だという記憶を世界から消すため、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)はある呪文を唱えるが、それがドック・オク(アルフレッド・モリナ)らヴィランたちを呼び寄せてしまう。
ヴィランの攻撃によって、ピーターのみならず恋人のMJ(ゼンデイヤ)らピーターの大切な人たちにも危険が及ぶ。
トム・ホランドが主人公ピーター・パーカーにふんする『スバイダーマン』シリーズの第3弾となるヒーローアクション。
スパイダーマンであることが世界中に知れわたってしまい、平穏な生活を送ることができなくなったピーターが、自らの宿命と向き合う。
共演はゼンデイヤやベネディクト・カンバーバッチなどのほか、Dr.オクタビアス役のアルフレッド・モリナをはじめとする過去のシリーズに登場したヴィラン役の俳優たちが再び出演。
監督を前2作に引き続きジョン・ワッツが務める。
マーベルのスパイダーマンシリーズの最新作。
ホームカミングは観たが内容はあまり覚えていない。
まあストーリーで魅せるタイプの映画ではなくアクションシーンが売りなんだからあまり印象に残らないのかも知れない。
今回も凄まじいCGの連続だが悪者にこれ迄の旧シリーズに出てきた連中がアレコレ出てきてまるで総集編のようで自分のような初期シリーズを知っているのは懐かしいたらありゃしない。
今回もストーリーは簡単と言うかあって亡きが如しと言うかヒネリも何もない。
それでもイヤにならず観てしまうのはそれだけスパイダーマンと言うキャラクターが魅力あるのだと実感する。
エンターテイメントとしてはこのキレイなトンデモ映像だけでかなり楽しめるから良いのだがさすがに2時間半もロクなストーリーがないような映画を観てると飽きてくる。
もしかしてターゲットは中高校生あたりなんかも知れないがそれにしてももうちょいでいいから当初のスパイダーマンシリーズのような群像劇が欲しいところだ。
興業的にはかなり当たった作品のようだがコレを映画館で観たのなら子供に連れて行かれたのなら納得できるがひとりで行ったら大後悔しただろう(笑)
今回のスパイダーマンもおそらくはほとんど記憶に残らない予感がヒシヒシとしてしまう。
最近のハリウッド映画は映像技術にストーリーが追い付いていない感じがして、ストーリーそっちのけの単なるビックリ映像品評会みたいなのが多いのは残念だ。
もうちょっと気合を入れて作り込んで欲しかったスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームだった。