赤麺 梵天丸(佐伯区城山)汁なし担々麺
城山にあった赤麺梵天丸が移転した。
しかも同じ佐伯区の五日市中央にやってきてくれた。
ここは確か以前は地元の信用金庫だったはずだがその建物を駐車場ごとまるまる全部借りたようだ。
これだったら店舗前に10台は駐車できるからクルマでのアクセスは問題ないだろう。
しかし黒と赤に塗り分けられたド派手な外装はここを通るドライバーにも目にとまることは間違いない。
ちょうど大きな三叉路に面しているのでやや入りにくさはあるが無理をしなければ問題なくアクセスできるだろう。
店内は外から想像できた通りかなり広いくかなりの客が収容できるだろう。
同様に厨房もゆったりで従業員は全部で7人くらいいる。
今回も汁なし担々麺専門店の伝統に則って入るといきなり券売機でチケットを購入するシステムだ。
これは確かに従業員が少ない場合は有効だと思うが梵天丸では券売機前にひとり従業員がいて説明してくれるのは有難いがそんなことをするのなら通常通り着席してメニューを見た後にオーダーを聞きに来てくれれば良いのにと思った。
移転後初だから一番スタンダードな汁なし担々麺(3辛)税込600円。
通常の汁なし担々麺の相場からするとやや高めの値段設定ながらここのは開化楼の麺という他の店にはないアドバンテージがある。
麺がなえがしろにされてしまう傾向がある汁なし担々麺の中では屈指の歯ごたえを発揮する梵天丸。
それにデフォルトで大盛りのネギも嬉しい。
なんだかんだ言っても今は亡きあの四川麻辣商人(大芝)の血統は脈々と受け継がれているようだ。
汁なしと言ってもここのはけっこう「汁」が多めに入ってる。
ほとんど後からカスタマイズできないきさくと違ってテーブルに辣油と花山椒があってオリジナリティある自分だけの汁なし担々麺を作り上げられるものここの魅力と言えるだろう。
渾然一体とはこういうときに使う言葉なのだろうが複雑怪奇な味は面白いのだが味に変化がほとんどない汁なし担々麺はどうしても後半に飽きてくる。
だから自分は大盛りにせず並盛りでいつも注文するようにしている。
この日は休日だったせいもあってか非常に流行っているようで店内は忙しそうだ。
おそらく汁なし担々麺専門店としては広島で一番西にあると思わえる赤麺梵天丸。
この大型化が吉と出るかとっても楽しみに見守っていきたい。
もっと暑くなってきたら名物の梵天麺(汁あり担担麺)を食べにこんといけんぢゃろ!