
『Weapons』は、子どもたちが夜遅くに姿を消していく小さな町を舞台に、複数の視点から物語が交錯する群像劇スタイルのホラー作品。
ティーザーでは、「あの子たちは自分から家を出て行った。誰かに連れ出されたわけでも、無理やり出されたわけでもない」と、ある登場人物が重苦しい声で語る場面が印象的だ。

本作は、2023年初頭にニュー・ライン・シネマが脚本争奪戦を制し、製作権を獲得したことで注目を集めた。
クレッガー監督は、脚本・監督として8桁(1,000万ドル以上)の契約を結んだとも報じられている。
クレッガー監督の前作『バーバリアン』は、2022年に公開され、予想を裏切る展開と独特の雰囲気で観客を魅了。
カルト的な人気を誇り、世界興行収入は4,500万ドルを超える大ヒットを記録した。
本作『Weapons』でも、彼の特徴的な演出スタイルが存分に発揮されることが期待されている。

マジでここ近年の傑作だと思った「バーバリアン」の監督作品とあらば何としても観たかったこの映画。
案の定、本国アメリカでは大ヒットしているらしいので楽しみにしていた。

冒頭から子供のナレーションで物語は始まるがそれにしてもこんな不思議なオープニングななかなか体験できない。
バーバリアンが強烈なホラーだったのでこのウエポンズも当然のようにその手のジャンルなのだろうと勝手に予想していた。

子供のナレーションで始まったから子供が主役かと思ったら女性教師が主人公でいきなりストーリーは転がる。
ただとにかく不思議な話しなので何がどうなるのか予想もつかない。

原作が主人公があるのかこの作品の為のオリジナルなは知らないがとにかく不思議過ぎて興味を惹かれる。
ただ明らかに低予算でB級映画然としていたバーバリアンとは明らかに違っていて予算がかかっているのだけはさすがにわかる。

主人公は確かに女性教師なのだが他の数人の登場人物からの目線で物語が描かれて行くという展開で多角的進行する。
それだけにストーリーは複雑でよくよく観ていないと迷子になりそうだ(笑)

それだけに全く先は読めず何がどう繋がるのか全くわからない面白さがある。
多角的に進行するのでややこしいのはややこしいがソレを考えている間にも恐ろしいと言うかビックリさせられるシーンが挟まれていて確かに全く予断を与えてくれない。

凄き怖くて仕方がないと言う訳じゃないが何となく心理的に追い詰められたような気持ちになる。
終盤にかけてとにかくわけのわからない展開になってこの作品に付いていくのに必死だ。

とにかく段々と物語の全貌とウエポンズというタイトルの意味がわかってくるが、よく考えられていると感心する。
バーバリアンの監督作品だからきっとラストはどえらい展開になるとワクワクしながら観ていたがかなりのトンデモぶりに完全に見入ってしまった。

オチの婆さんは魔女かなんか知らないが、ガキのアレックスが全員の世話をしていたというのはいくら何でもムリがないか?
最後はやはりハリウッド映画らしくドカーンと跳ねてバーバリアン同様に予想通りというか期待通りだ。

シャイニングのオマージュみたいなシーンまで飛び出して怖いと言うかさすがの盛り上がりだで釘付けになる。
何処か進撃の巨人からインスパイアされなような展開は凄まじくも恐ろしい。

このバーバリアンの監督はコレからもこんか迫力あるホラーを作り続けて欲しいと思ったWEAPONS/ウェポンズだった。